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サアディー廟 詩人サアディー(1210頃-1292頃)の棺が中央に置かれている。 棺の周りの壁には詩が書かれている。 生涯のほとんどをシーラーズで過ごしたハーフェズとは異なり、サアディーはバグダードのニザーミーヤ学院で学んだあとアラビア半島や北アフリカへ放浪の旅に出る。 1256年にようやく生地シーラーズへ戻り、翌年、叙事詩『果樹園』(ブースターン)を、1258年にはペルシア散文教訓文学の最高峰といわれる『薔薇園』(ゴレスターン)を書いた。 大変生き生きとした恋愛抒情詩を書いたことでも知られている。 参考:サアディーが生まれたころに日本では鴨長明が『方丈記』(1212年)を、ハーフェズが生まれた少しあとには兼好法師が『徒然草』(1331年)を書いた。 |