東京外国語大学タイ語専攻ホームページ

●●留学生活のイロハ

以下は留学経験者から提供を受けた情報を編集したものです。
ご協力に感謝します。
他にも役に立つ情報を随時ご連絡下さい。

■留学ビザ  以下の書類を持ってタイ大使館で申請してください。

1.パスポート
 (有効期限6ヶ月以上残っているもの、 査証欄の余白が1ページ以上残っているもの)
2.ビザ申請書1枚
 (大使館にて配布。大使館HP http://www.thaiembassy.jp/consular/
   visa/j-frame.htmからもプリントアウトできます。)
3.写真2枚
 (カラー白黒共に可。4×4.5センチ。申請書に糊付け)
4.航空券もしくは予約の確認書
 (予約確認書は航空会社もしくは旅行会社発行のもので搭乗者名、タイへの入国日 、
   便名の表記されているもの、原本が用意できない場合は写しでも可。)
5. 英文経歴書1部
  (大使館にて用意しています。 大使館ホームページからもプリントアウトできます)
6.英文入学許可証原本1部(タイ側)
7. 英文推薦状原本または英文身元保証書1部
8.申請料 4500円
 (3ヶ月滞在有効のシングルエントリーの場合。タイ入国後も一時的に他国へ出る
   ことができ、1年間有効のマルチプルエントリーの場合、9000円必要です。)
9. 返送手数料 1000円(郵送で返送を希望される方のみ)

タイ王国大使館領事部ビザ課(申請時間:午前9:00〜12:00)
 141−0021 東京都品川区大崎3−14−6
 TEL:03−3441−1386
  URL:http://www.thaiembassy.jp

より詳しい内容は、以下の在日タイ大使館HP、留学ビザ案内を参照してください。    http://www.thaiembassy.jp/consular/visa/j-frame.htm

■学費
 学費はシーナカリンウィロート大学に留学した場合、 社会学部経済学科は前期後期それぞれ約7000バーツ納めました。
  その年度の学部、学科によって学費は微妙な違いがあるということでした。
■送金  送金方法はさまざまあるようですが、国際キャッシュカードが手軽で安全なようです。 以下の銀行が国際キャッシュカードのサービスを提供しています。

 citibank:ワールドキャッシュカード
 郵便貯金:郵貯ワールドキャッシュカード
 東京三菱銀行:インターナショナルカード
 三井住友銀行:キャッシュパスポート
 みずほ銀行:インターナショナルキャッシュカード
 新生銀行:インターナショナルキャッシュサービス

  各行のサービスに共通しているのは、日本で入金し、その後海外のATMでお金を現地通 貨で引き出すことができるサービスです。日本の家族は日本の銀行支店で入金し、そのお金を留学生は現地のATMにて現地通 貨で引き出します。
  これによって現地に送金する手間と現地で両替する手間を省くことができます。バンコクではATMがいたるところにあるので、さほど引き出しに困ることがありません。 引き出す際に、手数料が約200円前後かかります。
  その他、細かいサービスを含めて、各行のサービスには違いがあるので、それぞれのキャッシュカードの特徴を調べて加入することをお勧めします。

■住居

 バンコクにはアパートがたくさんあります。日本人留学生はパヤタイ付近のアパートによく住んでいるようです。
  家賃5000〜6000バーツともなると概して日本の一人暮らしに相当する広さ、きれいさの部屋を借りることができるようです。
  スカイトレインの駅付近の物件は高い傾向があります。中にはNHK等、海外の番組を見ることのできるアパートもあります。
  大学付近の学生寮に住む人もいます。大変安く住むことができます。 門限があるのが難点のようですが。

■交通  バンコクで乗ることのできる乗り物として、スカイトレイン、バス、タクシー、トゥクトゥク、バイクタクシーがあります。大きい通 りは概して信号が少なく、車も非常に早いスピードで走るため、横断するのは大変危険です。他のタイ人と渡るか、できるだけ歩道橋を探しましょう。(横断歩道以外での大通 りの横断は交通ルール違反にあたるらしく、警察官に発見されると、200バーツの罰金を課せられます。)
  スカイトレインはスクムビット通り、パヤタイ通りの上を走る高架電車です。一駅5バーツ、一番長い距離で40バーツです。バンコクの大渋滞を避けることができ、車内はクーラーが効いていて快適です。
  バスは、一桁から三桁までの番号をつけた赤、緑、青、オレンジ色をした車体が街中を走っています。赤いバスは一回の乗車で3.5バーツ、緑のバスは5バーツです。青、オレンジのバスはクーラーが効いていて距離によって料金が異なります。これらのバスは、ついている番号によってルートが異なります。本屋などで旅行者用のバスのルートマップが売られているので、そのマップを参考にして乗るといいと思います。車内には車掌さんがいます。赤、緑のバスはお金を払い、券をもらってください。クーラーの効いているバスに乗った場合は、車掌さんに行き先を伝えてください。運賃を教えてくれます。
  タクシーは初乗りで35バーツです。タクシーの前のドアを開けて運転手に行き先を伝えます。運転手が了解したら乗りましょう。運転手の左脇にメーターがついていて降りるときに表示されている金額を払います。運賃に対してあまり中途半端に大きい紙幣を出すと、お釣りがないと言ってくる運転手もいます。細かいお金も持っているといいかもしれません。
  トゥクトゥクはオート3輪の乗り物です。距離によって料金が違うので行き先を告げて乗る前に運転手と料金の交渉をします。お互いが料金に納得したら乗りましょう。数人で乗るときは全員で○○バーツなのか一人につき○○バーツなのか確かめておくとよいでしょう。
■コンピューター環境  インターネットを自分の部屋で接続したい場合、部屋探しの時点で大切になるのが電話線の事情です。部屋を決めるときに、「インターネットを接続できる電話線なのか」「電話が自動切断されるか」「何分でいくら課金されるか」は少なくとも聞いておいたほうがいいでしょう。
  タイのアパートの場合、多くの人が電話線を使うため、10〜30分で自動的に電話が切れてしまうことがあります。料金もアパートによってまちまちです。
  自分のPCを持っていき、簡単にインターネットをするならば、現地で「10時間」「100時間」等、時間単位 でインターネット接続ができるスターターキット(CD−ROM)が、電気屋さんや大学の本屋などで売っています。CD−ROMに付いた説明に従って接続することでアパートの自室などからインターネットをすることができます。
  また、日本で使っていたプロバイダーの海外ローミングサービスを利用することもでき、so−netでは日本と同じ料金で利用できました。しかし、たまにつながりにくくなることがあるので、上のスターターキットを利用するのが便利かと思います。
  また、バンコクには、インターネットカフェがいたるところにあります。日本人観光客のためにすでに日本語が入力できるようになっているものもあります。 モジュラージャックは日本と同じ形です。
  バンコクにはパンティッププラザというコンピューター関係の商品の集まったビルがあります。ここでインターネット接続用のCD−ROM、モジュラージャックや、アプリケーションも手に入ります。
  PCが壊れてしまった場合、現地で直すのは難しいかもしれません。無理に現地の修理屋にまかせるよりは、一度日本で直した方が確実かと思います。
■授業  大学の授業はひとつの授業を2時間、あるいは3時間通 して行われます。日本の感覚から言うと信じられない長さです。そのため、多くて一日に受けられる授業は3コマです。シーナカリンウィロート大学の場合、少なくとも週に5コマは入れたほうがいいと、留学最初のガイダンスで現地の先生から説明を受けました。
  学生一人ひとりに履修登録の相談をする顧問教官がつきます。履修登録前には教官を尋ねて、どのようなことをやりたいのか、どの授業がとりたいのか相談することになります。履修登録するにはその授業の担当教官ごとのサインが必要になります。顧問の先生が手をうってくださる場合もあれば自分でそれぞれの教官に頼みに行くこともあります。主専攻の授業以外にも、体育、音楽、外国語など履修することができます。友達も増えるので時間が空いている人は履修してもいいと思います。
  履修登録は前期、後期で行います。試験も同様に前期、後期あります。
■友人


  大学の授業で一緒の学生とは積極的に友達になったほうがいいと思います。授業の中身はもちろん、休講やテスト、特別 な野外授業などをよく教えてくれました。一人友達ができると、さらにどんどん友達を紹介してくれ、一度にタイ人の名前を覚えることになるので最初は大変ですが、しっかり初めの付き合いのうちに名前は確認しておいた方がいいと痛感しました。基本的に学校内でタイ人の友達はすぐできます。タイ語がまだ上手く話せないうちは日本語を専攻している学生と積極的に知り合いになると、お互いの勉強になってタイ人方にも喜ばれます。
  日本人の友達が欲しい人は、シーナカリンウィロート大学などには同じように交換留学で学んでいる他大学の学生や、タイ語のインテンシブコースの受講生と知り合いになるといいかもしれません。ただ、タイ語を勉強している人はタイ語で生活に慣れたいと思っている人もいるので、相手の気持ちを配慮し合ったほうがいいようです。
  その他、学外で友達ができる場というと、語学学校があります。英語、タイ語ともに語学学校はバンコクにはたくさんあります。英語を勉強しているタイ人、タイ語を勉強している日本人に知り合う機会があると思います。

■緊急時対応  もし、何か急に困ったことがあった場合、大学内には留学生の面 倒を見ていただける課があるので、まず相談の電話をするのがよいと思います。
  病気の場合、重くなくても自分の判断で薬を買って治すよりはしっかり医師に診てもらって薬をもらった方がいいかと思います。大きな病院には日本語の通 じる医師や通訳がいます。日本の薬を出してくれることもあります。保険会社でまちまちだと思いますが、日本で保険に入ると、約1年間適用で8万円前後しました。それほど大きなけがはありませんでしたが、安全を買ったという考えをすれば正解だったと思います。
  大手の保険会社でキャッスレスサービスを受けられるバンコクの総合病院は3つ。バムルングラード病院、バンコクゼネラル病院、ラーマ9世病院です。これらの病院には日本語が話せる人(医師、ナース、通 訳等)がいます。バンコクゼネラル病院の場合、日本人専用の部署まで用意され、すべて日本語で応対してくれました。
  また、現地に着き住所が決まり次第、念のため滞在届を日本大使館総領事に提出しておきましょう。
■帰国準備  留学課等で特別 な手続きはありませんでしたが、授業でお世話になった先生方には、帰国することを伝えるようにと言われました。日本の長期休暇のシーズンに帰国される場合は、早めに航空券の手配、予約を入れておいたほうがいいでしょう。


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