これまでに名詞文、前置詞文、形容詞文を習いました。マレー語の文の基本文型の最後は、動詞句が文の述語になるパターンです。主語と述語の間に adalah は入りません。
主語 (A) 動詞句 (B).「AはBする。」動詞句内の要素とその語順は、それぞれの動詞によって異なります。以下に代表的なパターンを挙げます。
Saya dan Mulyadi datang dari Indonesia.
「私とムルヤディはインドネシアから来ました。」
Sekarang saya tinggal di Bangi, Malaysia.
「私は今、マレーシアのバンギに住んでいます。」
Saya belajar [bahasa Melayu] di Universiti Bahasa Asing Tokyo.
「私は東京外国語大学でマレー語を勉強しています。」
Kita naik [bas] dari stesen bas di Bandar Tasik Selatan.
「私達はバンダー・タセッ・スラタンのバスターミナルからバスに乗ります。」
Pusat Pelajar Antarabangsa beri [saya] [borang ini].
「留学生センターは私にこの書類をくれました。」
Kawan saya panggil [saya] [Joe].
「友達は私のことをジョーと呼んでいます。」
Dia suka [bermain bola sepak].
「彼(女)はサッカーをするのが好きです。」
Saya mahu [makan tengah hari di kantin].
「私は昼ご飯を食堂で食べたいです。」
Saya nampak [Prof. Kasim keluar dari bilik itu].
「私はカシム先生がその部屋から出て行くのを見ました。」
Pensyarah di jabatan kami tahu [kami belajar bahasa Melayu].
「私達の学科の先生は私達がマレー語を勉強していることを知っています。」
動詞文を(中立的に)否定するには、形容詞文の否定と同じで、tidak(口語:tak)を用います。
主語 (A) tidak 動詞句 (B).「AはBしない。」
Saya tidak suka minuman manis.
「私は甘い飲み物が好きではありません。」
Kami tidak bercakap bahasa Cina.
「私達は華語を話しません。」
形容詞文を基にした、-nya による感嘆文をすでに学びましたが、-nya による感嘆文は動詞文を基にして作ることもできます。この場合、副詞に -nya を付けて文頭に置きます。それ以外の部分は自明であれば、省いて構いません。
副詞-nya (A(主語) B(動詞句))!「(AがBするのは)~だなぁ!」
Cepatnya (awak habis makan)!
「(君、食べ終わるの)早いなぁ!」
Rajinnya (awak belajar hari-hari)!
「(君、毎日勉強して)頑張るねぇ!」