留学について
マレーシア語専攻からは、毎年、数名の学生がマレーシアやシンガポールなどの国々の大学に留学しています。本学は現在のところマレーシアの特定の大学と提携を結んではいませんが、マラヤ大学(Universiti
Malaya: UM)、マレーシア国民大学(Universiti Kebangsaan Malaysia: UKM)などにコンスタントに私費留学生を送り出しています。また、本学はシンガポール国立大学(National
University of Singapore: NUS)とは提携を結んでおり、マレーシア語専攻からも同大学に留学する学生がいます。
2004年から2005年にかけての1年間マラヤ大学(UM)に留学した、本専攻の学生・宮坂秀太郎さんに、自身の留学経験を語ってもらいました。
留学体験談
マレーシアに留学?どんなこと勉強するの?と思う人、結構多いと思います。みなさんまず頭に浮かぶのは語学留学でしょう。なにしろマレーシア語専攻という専攻があるくらいですからね。しかしマレーシア語の上達だけに的を絞らず、視野を広げてみると実に様々な事が学べる、というのが私の1年間の留学を通した感想です。そしてマレーシアに興味を持っているみなさん、またはマレーシア留学を志しているみなさんへの提案でもあります。では簡潔ながら私の大学での留学生活と、留学を通して思ったことを綴ってみたいと思います。
ここでは私の留学したマラヤ大学(UM)のことについてお話しましょう。UMは首都クアラルンプールの郊外に位置し、とてつもなく広大な敷地を有する総合大学です。なにしろ大学内をバスが走っているくらいです。ちなみに私は、経済・行政学部の授業を受講し、大学内の寮に住んでいました。もちろん授業はマレーシア語で行われます。正直に言うと最初はマレーシア語が聞き取れなくて、ちんぷんかんぷんという状態でした。でもうまいことに、だんだんと耳が慣れてくるものです。授業内容が理解できるようになってくると、かなりの充実感、そして達成感を味わえますよ。もちろん大学には外国人向けのマレーシア語の授業があるので、そこでみっちりとマレーシア語を鍛えることができます。
学生の雰囲気はというと、ほとんどの学生が学生寮からバイクで通学し、4,5コマの授業を受け、夜は学生寮の食堂でみんなでわいわいがやがやと食事なりお茶なりを楽しむといった感じです。学生寮の部屋は相部屋なので一人で静かに暮らす、ということはあまりなく、基本的にみな友達と時間を共有しながら楽しく過ごしています。私の印象としては、マレーシア人のきさくさと相まって、現地の学生は親日派が多く、日本人とわかるとフレンドリーに話しかけてくれるので友達作りにはあまり苦労しませんでした。寮ごとに学生がサークル活動を行っているので参加して友達を増やすこともできるのです。
さて、冒頭にも述べたように、留学経験を通して私が一番プッシュして述べておきたい事は、机に座って勉強する以外にも学べることがたくさんあったということです。私の場合、例えば旅行に行ったり現地の友達にごはんに連れて行ってもらったりする中で様々な発見がありました。マレーシアは単一民族国家ではなく、マレー人、華人、インド人などが共存するユニークな国家です。その中で、例えばマレー人の子達と遊ぶ場合、華人の子達と遊ぶ場合では自ずと違いがにじみ出てきて、宗教や文化などの民族の様々な相違点が学べるものです。友達を通してマレーシア語のみならずその気になれば中国語も学べますし、マレーシア人は基本的に英語が堪能なので、英語のスキルを磨くことだってできます。旅行に出れば都市部のみならず農村部の暮らしや生活スタイルを垣間見ることもできました。振り返ってみると、マレーシア語も身についたけれどもそれ以外にも学んだことは多かったな、と思うのです。
いかがでしょうか、ちょっとはマレーシア留学に興味を持ってもらえましたか?もしそうであれば幸いです。上に述べたことの他にも学べることはまだ多々あります。関心をそそられたら、マレーシア留学を是非考えてみてください。
宮坂秀太郎 (2004〜2005年 マラヤ大学(UM)留学)


