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ラオス語専攻 留学体験記 *2000年度よりラオス国立大学へ留学

 私は、2000年9月23日から2001年の8月31日までの約1年間をラオスの首都ヴィエンチャンでラオス語の勉強のために留学していた。以下はその時の報告書である。これからラオスに留学したいと考えている方へ少しでも参考になればと思っている。

お金

 日本円にして20万円(1700ドル)のキャッシュ、10万円(950ドル)のトラベラーズチェック(TC)をドルで、さらに日本円7万円ぐらいとクレジットカードを持って行ったが、TCはラオスでは使いにくいので現地で全てドルキャッシュに替え、これらのお金を現地の銀行(外国商業銀行)に口座を開設して預けた。日本からの送金はなくてこのくらいで生活費、授業料含めてなども含めて足りた。クレジットカードは主に国内旅行の飛行機代や、本代などに使った。保険について言えば、盗難、入院、救護者費用などが含まれている1年間8万円ぐらいのタイプに日本で加入。カメラを盗まれたので盗難届を警察にもらいに行ったが、ラオス語版しかなく、自分で英語に書き直すしかないようだ。

学校

 ラオス国立大学ラオス語ラオス文学学科に所属。外国人のためのラオス語準備段階クラス(ピーキアム)とラオス語学科4年生のクラスを最初の2ヶ月は行き来していた。私の場合、4年生の授業は全く分からなかったので授業を受けるというよりもラオス人学生と話すために毎日一時間は顔を出していたようなものである。2ヶ月も経つとピーキアムのほうの授業も難しくなってきたので必然的にそのクラスのほうにだけ出席。授業は午前8時から11時半の午前中のみ。そのクラスでは、読む、話す、書く、聞く、の授業があり、話すクラスは授業自体は会話文の暗記のみでつまらなかったけれど先生は発音もはっきりしており質問するとわかりやすく何回も説明してくれた。ピーキアムの生徒はベトナム人、カンボジア人、韓国人、日本人の外国人のみで学校では彼らの話すラオス語を聞いてる時間のほうが長かったように思う。あっという間にラオス語初心者であった彼らの方が話せるようになっており、焦りを感じた。
 学校へはバス(片道700キープ)で通ったが、いつも満員。つり革はなくお客さんが待っていれば乗れるだけ乗せる方式なので非常に時間がかかる。しかし朝だけ大学まで1000キープで行けるトゥクトゥクが走っており、学生専用なので快適で速い。
 授業料の方は、1ヶ月15ドルでそれの9ヶ月分。先生に直接払いに行った。その他の費用として学校が始まる前に手続き料?(服につける学校の校章含む)26000キープと教科書代、ID代25000キープが必要。 
                                            ※1ドル=約8000キープ

ホームステイ

 ラオス人の家庭にお世話になった。親戚など沢山いるため、一番多いときで10人ぐらいで一緒に住でいた。外国人を良く受け入れる家庭だったせいか料理の味付けや生活上の様々な点において気を遣ってくれた。バストイレつきの部屋を一部屋もらいプライバシーは守られていたが、屋根はトタンのうえ、扇風機しかなく一番暑い4月、5月はサウナ状態だった。ホームステイ代は1ヶ月150ドル(朝夕食つき)。電話代は国際電話以外払う必要はなかった。インターネットの方は夜10時以降のみと言われたので、町のいたるところにあるインターネットカフェに通った(1分 100〜120キープ)。ラオスの文化、伝統を大切にしている家庭だったので、そのような家庭で暮らせてとても恵まれていたと思う。


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