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ラオス語専攻 留学体験記

 私は学部3年次に、1999年度より協定校となったラオス国立大学に、文部省奨学派遣生として留学した。動機はほかでもない、ラオスが好きだからである。学部での留学は、時期、内容から言っても意味が無いのではないかという意見をよく耳にするが、それでも入学当初から、せっかくその国の言語を専攻するのであれば、中途半端ではなく、とことんその世界に浸かってやろうと思っていた。必ずや学部中の留学経験が、その後の自身の思考や視野に大きく影響するとの確信をもち、留学をし、そしてその目的は見事果たされたと思っている。留学当初、何がどこに売っているのかすら覚束ない、とても不安な日々をすごした。しかし、2ヶ月もすると徐々に気分も晴れていき、すっかり現地の生活に慣れた。私が在籍していたクラスは外国人が多く、ラオス人の友人のほかに多くのベトナム人やカンボジア人の友人を得たことは大きな収穫だった。滞在中は、その国のさまざまな「文化」にできるだけ注意を払っていた。どこにでも行き、何でも食べた。相手の話を注意深く聞いた。その経験は自身のラオス観を大きく変えるものであり、また研究分野を絞る契機にもなった。帰国直前に行った北ラオスへの旅行や、必死の思いで回った南ラオスバイク旅行、野戦病院のようなところでの入院体験、大学での日々、そしてホームステイ先家族との交流。毎日が貴重な経験であり、そして留学後1年近くたった今でも、留学してよかったと思う自分がいるのである。

(出展:「東京外国語大学 2003年度大学案内」より抜粋)


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