Cambodian Studies, Tokyo University of Foreign Studies

1年生からのメッセージ2013 カンボジア語を学んで

言語文化学部、国際社会学部のどちらの学部に入学しても、一緒に地域言語Aとして、カンボジア語を学びます。

初めて大学でカンボジア語を学んでみた1年生のメッセージです。

カンボジア語を学んでみての正直な感想は、漢字でもローマ字でもない全く新しい文字を始めるのは、文字の規則や成り立ちが一から学べて楽しい一方、とても根気のいる作業だということです。

留学生や日本に住むカンボジアの人たちと交流したのをきっかけに、英語を通してではなく、その国のことばでコミュニケーションをとることがどれだけ大事か、実感できた気がします。


新しいことにチャレンジすることは、自分を成長させてくれるということ、何事も一生懸命やるから充実し、楽しいものになっていくということを、カンボジア語を学んでいく中であらためて感じることができました。


カンボジア語を勉強して考えたことは、言語の学び方についてです。

今まで、受け身で学んできた英語と比べ、カンボジア語は、まず自分で学び、そして疑問点を見つけ、先生はそれに答えるのみ、といった学生中心の授業スタイルとなっていて、自分から学習する点で教科書の理解はとても深まります。


カンボジア語に触れていると、英語にも日本語にもない感覚に頻繁に出会い、当たり前のことですが、「世界の言語は英語や日本語だけではない」ということを実感します。

自分の知っている言語以外の言語を「違うもの」としてとらえるのではなく、広い視野を持って、これからも多種多様な言語にふれていきたいです。


カンボジア語を学習して考えたこと

わたしは、1年弱カンボジア語を勉強してきて、外国語学習に対する考え方が少し変わった気がします。今までしてきた外国語といえば英語だけで、多くの参考書が出版されていたり先生方が受験のためにコンパクトにまとまった覚え方などを教えてくださったためか、そのまとまり方の見事さや英文を論理的に読み解く方法などを知ることに感動して、外国語に関心を持った覚えがあります。

しかし、カンボジア語を学習していて、その法則などを自分なりに考えることに外国語学習の楽しさを見出すようになりました。『カンボジア語入門』やカンボジア語辞書はとてもわかりやすく、カンボジア語を学び始めるにはとてもためになったものの、すべての文法事項や語彙の意味の違いについて網羅しているわけではなく(もちろん英語の参考書についても同じですが)、自分で考えたり語科の友達と相談したり先生や留学生の方に質問しながら考えたりして、外国語をわかりやすく説明する方法を考えることはとても難しいとわかりました。特に、木曜3限の文法の授業での、例文をもとに語の使われ方、使い分けについて考えて自分の意見をまとめる課題で、留学生のニアンさんに質問しながら考えるのは、何を質問していいかわからず混乱してばかりでしたが、自分なりの答えを見つけ出せた時の感動は計り知れないものでした。

また、カンボジア語学習は、日常生活であまり触れることのない言語で大学に入ってからの短期間でここまでやってきたということもあり、中学から高校にかけて少しずつ勉強してきた英語と比べて、理解できるようになったという実感が強く感じられて、それを励みに日々楽しく勉強できているような気がします。先日の東京国際映画祭でケンコン蛇の映画を見たときは、日本語字幕に頼っていた部分はとても多かったですが、予想よりも聞き取れる部分が多くてとても嬉しくなりました。

(寺口すみれ)


作成日:2013年1月30日。改訂日:2013年2月1日。
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