直線上に配置

ビルマ語のお話

 ―美の基本は円にあり?―
 チベット・ビルマ系言語のビルマ語は、東南アジアの国々の国語の中では、唯一、日本語とほぼ同じ文の構造をもっています。 つまり、“私はビーフ・カレーが好き”という時、
 チェンマ(私)アメーダ−ヒン(ビーフ・カレー)チャイッテェ(好き)と言えばよいのです。決して“私・好き・ビーフ・カレー”とはなりません。では、ひょっとしてビルマ語は日本人にとって学びやすい言葉なのでしょうか。答えはイエスでもあり、ノーでもあります。
 たとえば、ビルマ語には声調があります。それから有気音と無気音の区別もとても大事です。発音に関しては、日本語にはないこれらの特徴の在るビルマ語は決してそんなに簡単な言葉ではありません。また文の構造についても、学習が進むと、日本語との類似点とともに相違点にも気づいてくるでしょう。
 ビルマ語の文字は、北インドのブラーフミ−文字から派生したといわれる南インドのパッラヴァ文字を改作したモン文字を借用したものです。33の基本文字は、下の字母表に見るとおり丸々した形です。字母表の中に円の形〇がありますが、これはビルマ語のワという字母です。この形が基本です。
 そういえばビルマでは、女性の美しさを言うときも丸い顔、ふくよかな体つきが
たかく評価されていますねー。 


トップページへ戻る

直線上に配置