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ようこそビルマ語専攻へ

 ビルマ語専攻は、1981年に東京外国語大学に開設されました。初年度は、わずか5名の学生を受け入れて始まり、寺子屋のような草創期でした。でもこの若干5名はたいへんな、エネルギーを発揮し、大学祭にはビルマの著名な女流作家ジャーネージョー・ママレーの『血の絆』を題材に見事な語劇を演じて日本人、ビルマ人の観客の喝采を浴びました。それから21年、さぞかしビルマ語専攻も発展したと思うことでしょう!ところが、今もビルマ語専攻は毎年“厳選した“10名の学生のみを受け入れています。かくしてビルマ語専攻の良いところ、教師も学生もお互いの個性を尊重しながらも、実にアットホームな雰囲気で学び合うという伝統は、しっかりと守られています。
 多民族国家ビルマ(ミャンマー連邦)で使用されている言語はきわめて多様ですが、その中で最大多数を占めるビルマ族の母語であるビルマ語は、公用語、学校教育用語でもあり、ビルマの領域のリンガ・フランカとなっています。ビルマ語専攻ではこのビルマ語を1、2年でビルマ人と日本人の先生から集中的に学びます。同時に関連地域や世界を対象にしたテーマやディシプリンを学びながら、異文化を学ぶ問題意識を深め、一人一人が大学4年間で追及すべきテーマを発見してゆくよう求められます。 後期 3,4年では、専攻語の運用能力を生かしてながら、言語情報、総合文化、地域国際のいずれかのコースに属し、自分のテーマをより専門的に学んでゆきます。
 他大学では決して学べない、ビルマ語、ビルマ地域研究、そしてビルマ文化の世界に深く触れて、世界の文化、暮らしの多様なあり方を学んでみたいという方はぜひビルマ語専攻の門をたたいてみてください。

 ビルマ語専攻の2006年のスタッフは以下のとおりです。

斎藤照子 教授(社会経済史)
土佐桂子 教授(人類学) 
フライン・ウェー・ウェー・フラ 客員教授(ビルマ文学・言語)

ビルマ語専攻創設以来、専攻の教育を担ってこられた奥平龍二教授は、2002年3月定年退官されました。長い間ご苦労様でした!!



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