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言語文化学部朝鮮語の概要は,大学公式ホームページ内の朝鮮語のページをご覧下さい。また,国際社会学部朝鮮語の概要は,大学公式ホームページ内の東アジア地域をご覧下さい。ここでは,地域言語朝鮮語の授業などについて,もう少し詳しく触れてみたいと思います。


 

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世界教養
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地域基礎科目

 

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卒論・卒研


地域言語で朝鮮語を選択した学生の4年間の授業体系は,おおよそ上の図のようになっています。大学全体のカリキュラムとしては,この他に教養外国語科目,GLIP英語科目,世界教養科目などがあります(詳しくは大学公式ホームページをご覧下さい)。

地域言語 ― 徹底した語学教育

学部1・2年生では,週に5コマ(1コマは90分)の朝鮮語の授業を受けます。この2年間で初歩から始まり高度な言語運用能力まで養います。もちろん,韓国から来たネイティブスピーカー(朝鮮語母語話者)の教員による授業も十分に用意されています。この2年間だけで朝鮮語エキスパートの卵として,十分な力量をつけることができます。一般の語学学校や大学の第二外国語の授業では決して味わうことのできない濃密な授業を,ここ東京外国語大学朝鮮語では受けることができるのです。

例えば,1年生の授業は以下のような5コマの授業が行なわれています。

5コマの授業は朝鮮語母語話者の教員の授業が2コマ,日本語母語話者の教員の授業が3コマです。1年生のうちから2名の朝鮮語ネイティブ・スピーカーの教員についてしっかりした朝鮮語が学べる大学や専攻は,日本では極めて少ないのが実情です。この点でも東京外国語大学朝鮮語の充実度が分かるでしょう。1学年は30名が定員です。5コマのうち1コマは15名ずつのクラスで授業を行います。5コマの授業は,朝鮮語の教員が統括し,毎回の進度を調整しています。試験の成績はもちろん,個々の学生の発音,授業への参加度などに至るまで,常に連絡を取り合いながら有機的な連関のもとに授業を進めています。

授業は週に月〜金の5日ありますから,朝鮮語の授業は1日1コマのペースで受けることになります。まさに「朝鮮語漬け」といっても過言でない学習密度ですね。実際に,教養外国語(他大学の「第二外国語」に当たる)で英語を取っている学生などは,授業中に英語を言おうとしても,ついつい朝鮮語が口をついて出てきてしまうほどです。

地域基礎 ― 朝鮮半島を知る

朝鮮半島を学ぶ上で,言語以外に地理・歴史などの知識も求められますが,朝鮮半島に関わるさまざまな地域的な学問を扱うのが地域基礎科目です。1・2年生の地域基礎科目で地域の基礎的な知識を身につけ,3・4年生で自らの専門分野につなげていきます。地域基礎の授業は単に朝鮮半島という狭い地域だけで考えるのではなく,「東アジア」という視野からも朝鮮をとらえるので,より広い観点から朝鮮を見つめなおすこともできます。

専修プログラム ― 幅の拡がる専門コース

「外語大」というと,もっぱら外国語だけを学ぶと思っている人が少なくありませんが,実はそうではありません。3・4年生では,言語・文学・歴史・文化など,朝鮮に関するさまざまな分野の授業を,学生が自ら選択して学びます。むしろ,このような専門課程に身を置いて学ぶことが,東京外国語大学で学ぶ醍醐味といえましょう。

学生は3年生になるとそれぞれの専門コースに進みます。言語文化学部の学生は言語・情報コースグローパルコミュニケーションコース総合文化コースの3コースに,国際社会学部の学生は地域社会研究コース現代世界論コース国際関係コースの3コースのいずれかに進みます。これらコースに進んだ3・4年生は,もはやそれぞれの朝鮮語という地域言語の枠から完全に解き放たれます。例えば,言語文化学部ならば朝鮮語のみならず他の言語を専門的に研究することもでき,国際社会学部ならば朝鮮半島だけではなく他の地域の研究を自由にすることができます。だから,もし朝鮮半島の国際関係を学びたい学生がいると,その人は国際社会学部の国際関係コースに進み,朝鮮半島だけでなく,関連する中国やロシア,日本といった地域に関する授業も同時に聞くことができるのです。

大学院 ― 朝鮮学研究者への道

学部の朝鮮語を卒業して「この道の研究者になりたい!」という人は,ぜひ本学の大学院にお越しください。本学大学院には言語文化,言語応用,地域・国際,国際協力の4つの専攻があり,朝鮮語関連の教員は言語文化専攻と地域・国際専攻で授業を受け持っています。より一段高いレベルに進みたい人は,東京外国語大学でともに質の高い研究をしようではありませんか!

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