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山口 裕之(
ドイツ文学、文化・思想、メディア論)Room: 622 |
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ゼミ紹介
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このゼミは、ドイツ語圏の芸術・文学・思想・大衆文化といった文化的領域を対象として、個別の文化現象そのもの、あるいはそれらを通じて浮かび上がるドイツ語文化の特質に迫ることを目指します。専修専門で開講される授業科目名は「ヨーロッパ文学T」ですが、授業では「文学」だけを扱うわけではありません。文学テクストをどのように読むか、ということは確かにこのゼミの重要な眼目のひとつではありますが、それと同時に、映画・絵画・音楽・建築・都市などをテクストとして扱い、読んでいくことを目指しています。文学テクストの場合はもちろんですが、その他の諸領域を扱う場合にも、「ドイツ語を読む」ことは特に意識的に行っていきます。
講義・演習では、領域横断的なテーマを年毎に設定して授業を行っています。例えばこの5年間は次のようなテーマを扱ってきました。
■「20世紀初頭の言語危機の意識」
■「物語論」(ドイツの短編小説/〈物語〉研究)
■「表象としての都市」(テクストの中の都市・テクストとしての都市/都市と記憶)
■「ドイツ・アヴァンギャルドの諸相」
■「声としてのテクスト」(韻律論・音楽とテクスト・ラジオドラマ・演劇etc.)
これらの授業では、文学テクストとともに、推理小説・映画・音楽・建築・美術などの領域の作品が考察の対象となっています。前期では主にそのテーマに関する講義を行い(その場合も、さまざまなテクストを扱う際に、担当者を決めて発表してもらいます)、後期では、前期の授業に基づいて各自、自由にテーマを選んでもらって発表を中心に行います。
卒論指導は、私の専門領域や特に知識を持っている領域(ドイツ思想・文学、メディア論、映画論、音楽、世紀転換期ウィーン、ベルリン、文化理論)、あるいは授業で扱ってきたテーマに関するものはもちろんですが、人文研究的なアプローチによって文化領域における対象を扱うものであれば、基本的にどのようなテーマ・対象でも引き受けます。4年生が受ける「卒論演習(卒研演習)」では、各参加者の具体的状況に応じて指導していきますが、その際、発表者以外の参加者も一緒になってよりよい構想や文章を考えるディスカッションに加わってゆく授業を行います。特に最初の段階では、論文の構想や考え方、効果的なプレゼンテーションの考え方など、応用性の広い視点を身につけることも目指しますが、このことは、卒業論文(研究)を仕上げることと並んで、「卒論演習(卒研演習)」の重要な目標だと考えています。
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卒論・卒業研究について
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この5年間の例としては、以下のようなテーマ・対象を扱ったものがありました。
■文学:ミヒャエル・エンデの『鏡の中の鏡』、ゲーテの『ヴェルター』、森鴎外の『舞姫』、東ドイツの文学
■絵本・児童文学:ヤーノシュ、ヘルメ・ハイネ、リザ・テツナー、フレッド・ロドリアン(東独の児童文学)
■美術:クリムトとウィーン、エミール・ノルデ、パウル・クレー
■音楽:J.シュトラウスとウィーン
■映画:ヴェンダース『ベルリン・天使の詩』、ファスビンダー『ベルリン・アレクサンダー広場』、ハネケ『ベニーズ・ビデオ』『ファニーゲーム』、ドイツ映画における「日本」の表象
■都市:日独の居住空間比較論、都市景観比較論
■教育:ナチ時代の学校教育
■カルチュラル・スタディーズ:クィア文化、ボードゲーム文化
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受講上の注意など
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ドイツ語履修者以外でも、卒論指導あるいは授業の受講を行うことは可能です。ただし、授業ではドイツ語のテクストを使うことが多いので、その点はあらかじめ了解しておいてください。(授業でドイツ語未習者がいる場合は、ある程度配慮して授業を行います。)
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last updated on 2007/9/18
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