ダカール行ってきました!!
長々のご無沙汰をお詫び申し上げます。ハカセ課程の院生(セネガルからの留学生)とその課程ハカセを終わってほどない卒業生と三人でセッションを組み、現地セネガルのメディナサバ地区の女性協同組合とのコラボ企画の一つとして、ダカールで開催されたGSEF(Global Social Economy Forum)2023に参加してきました!当方は初アフリカ出張、エチオピア航空、アジスアベバのトランジットを含む30時間あまりのフライトは、地球に沿って移動しているようなものでおそろしく遠かった。気候は20度代だから東京と変わらないかなーという甘い考えは見事に打ち砕かれ、学会の場ですら英語はあまり通じず、乳幼児レベルのフランス語を駆使ならぬ苦使しながら、「アフリカはお腹を壊して一人前です」という経験者某D先生のお言葉通りになった日々であった。いや、決して生水など飲まず飲酒もせず、食事にも気を付けてはいたのだが、その食事はやはり見事にスパイシー、太陽の光は想像をはるかに超える強さで、そのもとでは通常のスケジュールが日本でそれをやるのに比べて何倍かハードなのであった。(あと、中日の夜遅くにKeurGuiのお二人がホテルを訪ねてくれて、懐かしいおしゃべりについつい夜更かしをしたことは、その後相当にこたえた。しかし翌日以降の体調なんかには代えがたかったのだった!かれらは相変わらず情熱の塊で地頭の冴えは超一流、こころざしは一ミリもぶれていなかった。)
われらがプロジェクトはどこで話してもとても好意的に受けとめられたし、大切な人脈がいくつもできた。
(これはわれわれのセッションが終わって参加者も一緒に撮った集合写真。ナカヤマは連帯の意を表するために、留学生院生ファファさんから以前にもらったセネガルのドレスを着て報告した。これを着たままホテルに帰ったら、エレベーターの中で「ウォロフ語、話せる?」と話しかけられた。その時は「ん?なんで?」と思ったが、後で思い返すと間違いなくこの服のためだ!)。
そして何より、あのどこも渋滞だらけで埃っぽく、ワサワサと騒がしく人びとが暮らしているダカールの喧騒が、わたしはとても好きだった。今回はほとんど学会と高級ホテルの往復で、中日にみなで車でカオラックの視察に出た以外、街を歩いたのは帰国前日の夕方以降だけだったが、地元の人たちの行く焼き肉屋(?というべきか)のむせるような煙たさ、人びとの(まあ若者とくに男の子が明らかに多かったからとはいえ)これでもかというほどに豪快な肉の食べっぷり、道ばたで買って紙コップでちゃっと飲む甘ったるいコーヒーも、ダカールの愛おしさの一端だ。ほんとうによくしてくれたファファさんの大切な仲間たち、話し足りなかった研究者の人びと、また会おう!いつかまたきっと、あの地を踏みたい。
(同行したMちゃん提供の焼肉屋さん風景。煙が目に染みる、なんてもんじゃない。ケホケホ、目をパチパチ。しかし直火でジュジューッと焼かれる串刺し肉はとびきり美味である。ビールじゃなくファンタがそれに添える飲料なのが、いや、文化(宗教というべきか)とはいえ、どゆこと?!である。もっとも当方の胃腸状況は、その串刺しを1、2本おそるおそる食べる程度の強さしかなかったので、あったとしてもビールどころではなかったのだが)。