過ぎ去った寒中の頃
昨日は立春大吉、暦の上ではもう春である。たしかに日射しがなんとなく春めいてきている。とはいえまだまだ寒さは続くだろう。寒中の一月は例年、年明けの授業再開から卒論提出と試問、学期末の試験、レポート、成績評価、来年度の授業計画、修士論文(や博士論文)の最終試験、各種入試やその判定、と教員にはめまぐるしい季節である。とはいえ、そこに学生や院生の一人ひとりの大切な節目や旅立ち、次なる人生が絡んでいる、というか人生そのものであることを忘れずにいたいと思う。
そんなとある日、卒業生のS星が連絡をくれた。久しぶりに大学付近で仕事があるという。しかしそんな日に限って当方は学外の用事で都心に出なければならなかった。当方が大学に戻ってオンライン会議の始まるまでの時間はわずか20分。それでも久しぶりに顔を見て近況を聞けたのはよかった(お茶も出しませんでー)。かれは拙ゼミの合宿でも一度ならずお世話になった某所に就職し、しっかり活躍している shusei20230118.PDF
在学中はゼミ幹として、大いにがんばってくれたことを懐かしく思い出す。すっかり立派になった様子が感慨深かった。立ち寄ってくれてありがとう!
思えばかれらの卒論の年は、コロナ禍で大学も図書館もすべて閉鎖となり、研究を進めるのが本当に大変だった。今はずいぶんよくなったとはいえ、まだまだコロナの影響は続いている。今年度も残り2ヵ月を切ったが、卒論発表会その他のゼミ行事を何とか無事に乗り切っていきたい。