目下、大学は学年末である。前回、各種論文の提出を祝ったが、その後博士論文の審査が行なわれ(審査委員の先生方には多謝。Nくんお疲れ様)、卒論の口頭試問も無事に終わり、あとは修士論文の最終審査があったり、成績をつけたり来年度の授業計画を決めたりという日々である。そんな中、ゼミ生諸氏はゼミ論と卒論をそれぞれまとめた冊子を完成した。
簡単な製本でも、書いた文章が一つの「本」になって読まれ、記録として残るのは素敵なことだ。(と思って1年生向けの基礎演習のレポートも束ねたら、受講生から「小学校のときの卒業文集みたいですね」と言われたが...。まーそんなもんだ;)しかし上記の2冊は、当方が到底できないような丁寧な仕上げであったり、編集委員諸氏のセンスの光るリードがついていたり、編集後記に持ち味がでていたりと、とても楽しい。それぞれの旅立ちに向かう季節の宝物である。
実は某学会の方もこの3月で幹事の任期が終わる(通算9年もおつとめさせていただきました。ありがとうございました)。ほっこり。