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夜に吠える@三鷹

去る27日(金)晩は、三鷹の社会教育会館で行われる市民の集まりに呼んでいただき、昨年12月の琉球弧シンポジウムの補講(?)のようなものをやらせていただいた。いやなに、わがデモ友のみなさまの主催ですでにシンポジウムの翌日に(というか当日にもう企画がたったそうで)「シンポジウムではわからなかったところや考えたことを議論したい」とご連絡をうけ、数日のうちに企画成立と相成ったのだった。当日は夜19時から21時という遅い時間にもかかわらず20名以上の(もっとかな)方々にお越しいただき、ゼミ出身の卒業生や現役某氏や某氏らもきてくれて、賑やかな会合となった。ご参加くださったみなさまには、ほんとにありがとうございます。
昨年12月のシンポは、時間はとんでもなく長かったものの、当方は司会というかタイムキープがほとんどで、主旨も理論的・思想的背景も説明不十分であった。のみならずタイトルの「オイコノミア」ってなに?とは当日いらしてくださった何名もの方々から指摘されていた(その後、資料を差し上げた方々からも質問が...)。ひゅるるー、説明不足感が満載...!
そんなわけで今回はその「オイコノミア」の説明も含め、そもそもシンポではちょこっと話に出ただけだった故・玉野井芳郎先生と沖縄とのかかわりや水問題とのかかわり方、かれの地域主義や地方自治をめぐる「沖縄自治憲章(案)」についても話しをさせていただいた。
のみならず、主催のIさんから事前に「琉球弧の地図、いりますか?」と確認もいただいていたので、島尾敏男さんの琉球弧、ヤポネシアの考え方も冒頭で触れたりした(実は玉野井さんと島尾さんは生年・没年がほぼ同じぐらいである)。
実際当日はホワイトボードにばーんと大きなアジアの地図。琉球弧と日本列島のみならず、台湾、朝鮮半島、ユーラシア大陸との位置関係が一目瞭然でとてもわかりやすかった。ありがとうございます!前半の当方の話しが終わると後半には、参加者のみなさまから「水質調査やってます」とか「水のコモンズ(共有地)の回復のためには森を回復させる必要がある」とか「子どもたちを連れて地元の野川のフィールドワークを行った」とかといった貴重なお話しがいろいろ出て、若者諸氏もそれぞれの立場からすぐれたコメントを提示してくれて、実にゆたかな議論が行われた。当方としても、いずれこれらのことをちゃんと活字にしておかなければと思っている(はよやれ、ってね。ははっ(苦笑))。

終了時間が遅かったため「打ち上げ」はまた後日を期して解散となった。が!若者諸氏がそれでおとなしく帰宅するはずはなかった。というか、ひょっとしてもともと飲み会の予定だった?!バスで吉祥寺に移動し、卒業生某氏がさっと行きつけの居酒屋に予約を入れて、ああ金曜晩になんと見事な采配。そして ...いや、店に落ち着いた時間がそもそも遅かったんで... ...

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2017年1月29日 23:06に投稿されたエントリーのページです。

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