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シズオカ・アベカワ・オンリー

去る7月に社会的企業の研究会に呼んでいただいたのだが、そのご縁で昨日9日は静岡県立大のT先生の連続講座の一回分に呼んでいただいた。お題は「ポランニーとこれからの経済」である。夜19:00?21:00の講座なので、午後遅く新幹線に乗って出かけた。折しもアメリカ大統領選の開票が佳境で、まさかの情勢に政権サイドや金融市場が動揺し始めていた。初めて降り立つ静岡駅から徒歩10分ぐらい(ほんとは迷いに迷って徒歩30分)のところにある雑居ビルの3階に、20数名の参加者が集まっていた。
連帯経済に関心をもつ市民の方々、居場所カフェとか福祉関連などの社会人の方々、T先生の学生さんや地元静岡大の学生さんもいた。遅い時間にもかかわらず熱心に聞いていただき、みなさんとともに「これから」の経済を考えた。4月にパナマ文書が公開され、アメリカにトランプ大統領が誕生し、世界と時代の潮目は明らかに変わってきた。今まで通りに進むだろうと信じて思考停止していたら取り残されるだろう。オルタナティヴの側も、そうしたグローバル世界の動向を視野に入れて進める方がよい。熱気に満ちた2時間であった。帰り道が分かりにくいだろうと駅まで送ってくれた若い学生さんたちが、目を輝かせて話す姿に希望が見えた。ありがとうございました。

しかし品川から新幹線で1時間という旅路は、日帰りに何の支障もないかのごとくである。まるで日々の通勤のような姿で行って帰ってきた。(ただし品川駅に降りたらあまりの寒さにオーマイガッ!東京まじさむ。というか静岡が温暖だったのか)せっかく静岡に行ったのに、お魚もいただかず海も見ず、静岡らしさは帰りにホームでいそぎ購入したお土産の安倍川餅のみ。シズオカ・アベカワ・オンリー。506Bでゼミ生諸氏といただきましょうー。

講座で質問された「具体的なとりくみ」について。時間切れで(というかモードが違うので躊躇し)紹介できなかったが、こんな具体策も。

脱力系だが面白いのでつい読んでしまう。そして思いのほか実用的である。

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2016年11月10日 09:24に投稿されたエントリーのページです。

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