This time is different. は「今回は違う」といいながら繰り返されるバブルを扱った経済書のタイトルで、邦訳は『国家は破産する』(あら、物騒)である。しかし今日の話はそれではない。
今週から新学期がスタートし、大学はなんとなく活気に満ちている。昨日はコースのリレー講義「沖縄から見た日本と世界2015」(水曜6限)がスタートした。例年、6限すなわち17:40からという時間帯のこともあるのか、受講者数は比較的控えめだった。今年の担当者、とりまとめのI福先生、新しく赴任されたM島先生と当方で初回授業について相談し、まあ資料は50人分つくっておけば大丈夫だろうと考えた。
しかし!である。教員3名が教室に到着してみると、あっっ!教室にびっしりと学生さんが入っており、市民聴講生の方らしき数名もしっかり参加されている。50部では足りないっと直感し、あわててコピーを刷り増しに走って、なんとか少しの遅れで初回をスタートさせた。イントロの話をして感じたことには、受講者の熱気が例年とは明らかに違う。他の先生方もそうおっしゃっていた。まさにThis time is different. である。このところ本土のトップニュースで連日、沖縄のことが取り上げられたりするからなのだろうか。そうだとすれば、これまで報道をしてこなかったメディアの責任はほんとうに重い。ともあれ、講義する側としても大いに意気に感じるところである。この調子で今期の授業を盛り上げていきたい。