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にぎやかな週末

この週末も仕事だった。と書くとたいそうだが、研究会がひとつ、イベントにお邪魔したのがひとつで、いろいろな人々にお目にかかったり賑やかな場所だったりして楽しい週末であった。土曜日は「市場と社会研究会」で、いつもはお世話役をしてくださっているS原先生がご新著『ソ連工業の研究』(御茶ノ水書房、2013)関連のご報告を。外からは実情がよくわからないとされているソ連時代を、その前の帝政ロシアから通してデータをとり、これまで用いられてきたデータと比較しつつ実情を探るというお仕事で、同時期の日本との比較(明治維新以降と妙に重なる)などの議論も出て、とても勉強になった。当方、疲れていたのだろうかイマイチ元気がなかったらしく、その後何人もの先生方からご心配いただいてしまった。恐縮; 
日曜日は某馬喰町あたりのギャラリーでO田静男さんのご著作の出版記念会。映画あり対談あり宴ありの豪華な会で、さすがは仕掛け人Kさんのみごとな采配である。あらあら思いがけずU村先生ご夫妻や、翻訳プロジェクト(...)でお世話になったY岡さん、M書房のMさま(そりゃそうか)にもお目にかかることができた。とても楽しい会だったが、なんといっても著者O田さんが対談で静かに放った言葉やものの見方の矢の鋭さが心に残り、うかがってよかったなとしみじみ思った。
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なかば「本文とは関係ありません」なのだが、9月の沖縄出張の際みなで石垣島にO田さんを訪ねたその早朝、高江の座り込みに行ったのだった。朝5時には出るからと朝食をお断りしたら、民宿(島ぞうり)のおかみさんが月桃餅をつくって持たせてくださった。ひんやりとした朝の空気の中、M取真さんや座り込みのひとびととともに食した月桃餅のおいしさは忘れ難い。(スマホに写真が残っていることに後で気づいた)

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2013年12月 2日 09:30に投稿されたエントリーのページです。

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