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日比谷野音、あふれる

昨日はW大に非常勤に行った後ダッシュで帰宅し、デモグッズ(プチ拡声器。意外とかさばるので初めから持参はできず。センセイモードからデモ・モードへ着替えの時間はなかった)を持って日比谷野音に向かった。開始の18時半ちょっとすぎぐらいに到着すると、あたりには数々のノボリ旗がひしめき人々がごった返して、当の野音付近はものすごい混雑である。中が満員だったためか入口が閉鎖されている。しかし会場外でもスピーチはよく聞こえるので、ごった返す人々とともに拍手を送りながら聞いた。法学の先生やジャーナリスト団体の代表者のスピーチもあって、この法案と審議プロセスがいかにひどいかあらためて明らかになる。19時半には閉会して銀座デモと国会請願デモの二手に分かれた。というか主催者の想定を超えた人数だったようであり、出発するまでにずいぶんと時間がかかった。主催者発表1万人といっていたが、もっといたのではないか。待ちに待って国会請願デモの列に加わった。宣伝カーから流れるシュプレヒコールに合わせてコールをしながら行進。ところが国会付近に来ると「請願モードになりますから」とのことで宣伝カーが終了した。は?? それでも当方のいた場所にはノリのいいお兄さんたちがいて、「情報隠すな」「悪法反対」「悪法廃案」と地声で叫んでくれたため、付近の人びとは盛り上がってコールを続けた。衆議院や参議院の建物前には○民党や○産党などの議員さんたちが群を成して正装で(ていうかいつも背広、スーツなんだろうな)待っていらして、そこでだけは華やかなシュプレヒコールがあがった。市民のひとりとしては政党が絡むと気持ちがしぼむが、事態が緊急なので、とにかく議員のみなさんにがんばってもらわなければならない。
参加者はいつもながら年齢やや高め平均だが(再び戦争の時代に入ってはいけない、という言葉がリアリティを持つ世代)、昨晩はトレンチコート姿などの仕事人(報道関係?)らしき人びとも多かった。若者が少なめなのは具体的な危機をイメージしにくいからだろうか、しかし実はネットなどを通じた自己表現も規制されるので関係大ありなのだ。とはいえ彼らが就職などのためブラックリストに載るのを恐れるのもわかる。うぬ。よし、まかせなさい、まずは大人ががんばるから! 

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2013年11月22日 12:04に投稿されたエントリーのページです。

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