先の週末はN谷科研の研究会で、メンバーT氏の『野生のデモクラシー』の合評会が行われた。T氏のひとつひとつ鋭い論考に「日本語としては...」などと注文もついたが、小規模ながら充実した合評会であった。大津のお菓子を携えてきてくださったT氏は、終始なごやかにリプライ。この間、デモに向かう人々が携えるべき本が1,2冊は出たが、『野生のデモクラシー』があるじゃないか!と意を強くした。理論的装備も博識ぶりも圧巻である。それに、M. アバンスールやC. ルフォールからという「野生のデモクラシー」の概念、いろいろな概念的関連の憶測(Nグリとか、N沢某とか)を呼びはするし、純粋性への憧憬的部分も指摘されたものの、なかなかカッコイイ。
ようやく秋らしい気候となり、後期授業もいよいよ本格始動だが、11月初旬の学会出張(@ブエノスアイレス)の原稿がまだできない。ううう 夏にキリギリスしていたわけではないのだが...、は、はやく終わらせなければ... 美しい秋が足早に過ぎ去っていく。待ってー!