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E. ジョリー氏闘う!

さる2011年3月前後、グンナル監督の『溶けてしまった氷の国は』というドキュメンタリー映画を精力的に拙ブログで紹介させていただいたが(3.10に監督は離日、はあ間一髪;)、その映画の中でアイスランドの不正を正すと静かに強く語るE.ジョリーの姿が印象に残っている方々も多いかと思う。そのジョリー氏、いまやフランス緑の党を背負って立つ覚悟でフランスで脱原発!という頼もしいメッセージを発信している。実は10月19日から23日まで来日して福島に赴き、決意を日本にて語ったのである。たしか22日あたりの朝日新聞にも小さな記事があったが、本日(25日)の東京新聞に大きな記事が載っている。上記イベントを手伝ってくれたゼミ生諸氏も多い(ジョリー氏に関するガーディアン紙の記事を要約して資料にしたのがなつかしい)わがゼミでは、思わずコピーを配ったぜい。

そういえば先週土曜日(22日)、シルヴィ・ギエムのバレエ@東京文化会館を観てきたが、ギエムの来日も被災地支援のためということだった。これまた、すごい存在感でしたわー(演目はうっとりするようなヤツだったんだけど)。うーん、みなさんそれぞれの持ち場で、文字通り身体をはってますよねー。

そこで!不肖ナカヤマも一大決心をして、ニコ生に出ることにした!(は?) 実は上記のアイスランド映画の字幕のご縁でゲストにも来ていただいたNさんから、デモクラシーナウの「ショックドクトリン」特集に出てほしいという依頼をいただいたのである。『ショックドクトリン』は言わずと知れたN.クラインの最新作で、先ごろ邦訳が出てバカ売れしているところ。この本は当方も原著刊行の頃から注目していて、2008年だったか、院ゼミで読んだり、そのメンバーで邦訳しようかというハナシをしたりした(某出版社に交渉したものの関心もってもらえず、その頃にはきっとすでに版権とられていたのだが、いやー手を出さなくてよかった。北京のアダムスミス邦訳プロジェクトとかぶってたらと思うと背筋がさむくなる)。しかもテーマは、「惨事便乗型資本主義」つまり大災害があった直後に、とんでもない「復興」が進められるというハナシである。ある意味、絶妙のタイミングで邦訳が出たことをあらあらと思いつつ、基本的には喜ばしいとみていたところだが、でもなー、ニコ生かー、うーん… まじガラじゃないよなー、と二の足、三の足、四の足ぐらいまで踏んでいた。しかし!みんながんばってるし(誰と較べてるんだ?)、クライン氏の超力作だし、せっかく声をかけてもらったんだし、フリードマンとか経済学に関係するところをというハナシだし、えーいっ 

はい、清水の舞台から飛び降りて、さっきN氏に受諾のお返事しました。ひょえーひょえー(ええ、気が弱いんです、ワタシ) 

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2011年10月25日 23:26に投稿されたエントリーのページです。

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