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イメージフクシマvol.2ほか

先日、ゼミ生のMミンから教えてもらったのだが、昨日9月17日から23日まで渋谷のユーロスペースで、[イメージ・フクシマvol. 2」と題した映画の連続上映会+諸トークが催されている。8月に福島で行われたvol. 1の続編だそうだ。

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森崎東『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』や鎌仲ひとみ『ミツバチの羽音と地球の回転』などの原発ものだけでなく、キアロスタミ『そして人生はつづく』やジョン・フォード『わが谷は緑なりき』など主催者の観点からの関連作品も上映される。トークは福島からのゲストと東京付近在住の論者と相半ばというところか。
昨晩、亀井文夫『世界は恐怖する 死の灰の正体』(1957年)を観てきた。タイトルは直截で仕立ても科学映画なのだが、これがまあ何とも面白い。「日本のエコロジー運動の先駆者」とも紹介される亀井文夫、もちろん日本のドキュメンタリー映画の先達だが、福島県原町(現在の南相馬市)の出身であるそうだ。もちろんこの映画が作られた当時、まだ福島に原発はなかっただろう。それにしても、亀井の慧眼に驚く。日本の1950年代の放射能調査(1954年のビキニ環礁の水爆実験の影響調査である)・原爆後の影響調査の活発さにも驚くのだが、それを記録映画にするという視点。2011年に観ても十分に説得的である。

ところで明日9月19日は「さよなら原発」集会&デモの日である。13時半に明治公園に集結だ!(http://sayonara-nukes.org/2011/08/110919_s/)先の11日にはまだ@ウィーンで(ぜひとも日本にいたかったのだが、帰国便がとれなかった)参加できなかったので、今度こそはぜひ駆けつけたい。そういえば今朝、新聞を読んでいたらA新聞の投書欄に「敬老の日は孫のために脱原発集会に行く」(我孫子市、63歳女性)という投稿があって、ぶっとんだ。投稿欄を用いて微妙に宣伝?いやしかし、どこで何時からという記載がないのも、新聞社の意図かもしれない…


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2011年9月18日 10:20に投稿されたエントリーのページです。

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