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ただいま!!

ほぼ2週間の海外出張を終えて昨日帰国した。資料収集し、旧友やなつかしい先生などに会い、実り多かったウィーンは、ずっと20-30度ぐらいの過ごしやすい天候であったが変化が激しく、また2週目、どうしても見たい雑誌がミュンヘンの国立図書館にしかないというので一泊(片道4時間強、さすがに日帰りはやめた)で遠征を強行し、若干カゼをひいた。とどめのように帰りの飛行機の出発が4時間遅れて、昨日はけっこうヘロヘロであった。日本のこの暑さがなんだか優しい。

さて、「放射能つけちゃうぞ」ではないが、「放射能ついてる?」的な挨拶は日常茶飯事であった。こちらもギャクにしないとやっていられない。原発を一基も稼働させていないオーストリアの人々の、FUKUSHIMAへの関心を垣間見た。また郊外への移動中にみた多くの風力発電装置や、帰り際にたまたま立ち寄った知り合いの家の、動物たちとともにある暮らしに(その家の主は飛行場で働いているというのだが、なぜか犬2匹、猫5匹、山羊2匹、鶏2匹がいて、その奥に馬たちがいると言う。いや、しかしこれは多すぎだろう?!)、暮らしのありかたということを何度も考えた。以下はSt. Poeltenという街へ向かう途中の景色だが、牛とかいるんだから、もー。

20110904a.jpg

ミュンヘン国立図書館訪問は日程がタイトだったので、2日前ぐらいのぎりぎりながら当該の雑誌を予約しておくと、到着時すでにちゃんと準備されており、スキャニングできれいに撮らせてくれる素晴らしいシステムに感激した。また来るとしたらずっと先になるので、どうしてもほしいページだけハードコピーもとりつつ、結構体系的にスキャニングさせてもらう。も一度、ゆっくり読めるわーん。ありがたいーん。ところでスキャニングのスペースでは、ドイツ経済史研究の大御所、Y沢先生にばったり出会う(うおお!)というハプニングもあって、このシステムの普及していることを何となく体感。あっ! 知らなかったのはわたしだけですか?みたいな。そんなわけで短い日程で収集を終了し、データを入れたUSBを赤子のように抱きしめたい気持ちでウィーンに帰った。(さっきふたたびチェックしたが、すべてちゃんと保存されていた。ほっ)

この成果の分析にさっそく取り掛かりたいところだが、来週までの原稿〆切があああ (出張中はほとんど進まなかった;)。明日は教授会で、自由な時間は残り少ない。ははは;

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2011年9月14日 00:02に投稿されたエントリーのページです。

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