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シンポジウム「核と未来」無事終了!

相変わらずの炎天下を多くのお客様が来てくださり、7月16日(土)のシンポジウム「核と未来」を何とか無事に終了することができた。いらしてくださったみなさま、ネットで見てくださったみなさま、どうもありがとうございます!!

さて、シンポジウムでの議論のポイントの一つは「未来」であった。最後の質疑応答で「もっと未来のハナシをしてください」という質問というか要望があったのに対して、広河さんが「これから起こってくることという意味での未来は著書『暴走する原発』に書いたことであり、近い未来はDays Japanにこれまで載せてきたことです」という回答をした。これである。広河さんは基調講演でも、おもにチェルノブイリの写真を交えたお話しをされたのだが、それは歴史的過去の話ではなく、これからFUKUSHIMAで、そして日本や世界(でその放射能が飛散したところ)のあちこちで起こってくる「未来」の話だったのである。「未来」というと明るく広がるイメージを持つ人がおおいのだろうが、これからの「未来」はもはや、放射能や核のゴミとの共存の未来でしかありえない。拙ブログでもしばしば書いてきたことだ。

それでも大学時代の友人や、最近一緒にプロジェクトをした、あるいは研究会をしている仲間たち、先週結婚したばかりの元教え子さん(!)などなどが来てくれて、とても華やいだ気持ちになった。報われる気持ちである。それに今回はまた、若者パワー炸裂で、司令塔は西谷ゼミ院生のお二人、ネット中継はウチのゼミ生Y平君の率いる「げんしけん」ががっちり押さえてくれて、その他の会場スタッフとしては西谷ゼミ、中山ゼミの有志が見事なチームワークを示し、シンポジウムを完璧にささえてくれた。ありがとう!!!以下朝一番乗りの司令塔Mくん、HくんとY平くんのげんしけんチームです。

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あと、元教え子さんのKちゃん、先週の様子(@軽井沢某教会)です。それはそれは美しい花嫁姿でした!どうか末永くお幸せに!
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おまけ:チェルノブイリ博物館に二度フラれる

チェルノブイリといえば、キエフでは空き時間を利用して「チェルノブイリ博物館」を訪問したが、まさかの休館!ガイドブックにはちゃんとやっているはずの曜日と時間帯に満を持して行ったのに(おかしい)…。交渉したかったが英語は通じず、近くにいた坊やがドイツ語ができたので、「はるばる日本から来たのだ」と説明して交渉してもらったが、「今日は休み」の一点張り。く、悔しいよおおお なおあきらめきれず、学会の最終日に再トライするも、何とか到着できたのは閉館10分前。ねばりにねばってエントランス部分だけ見せてもらったが… (クラウス、ミケルが気の毒がって記念写真を撮ってくれた)

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昨日、空き時間に広河さんにそのお話をすると、「今度行くときは言ってくれれば、館長に話しておきますよ」と静かに微笑まれる。うおおお さすが広河さん、お知り合いだったのですねええええ! この4月に同博物館で広河さんの写真展をするはずだったのが、3.11のために延期になっているとのことである。いや、さすがウクライナから勲章をもらった(2011年、ウクライナの有功勲章を受賞)人である… あらためて、おそれいりました! 

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2011年7月17日 13:01に投稿されたエントリーのページです。

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