« 情報!(超ショートノーティス御免) | メイン | 枇杷会 »

連帯の微笑みを

昨日は3.11から3か月の節目で、全国津々浦々デモが行われたが、その頃当方は、調布の西武公民館で市民のみなさま向けに話をさせていただいていた。「人間と核と経済 -思考停止を超えて、直視する日本 そして世界」という5回連続シリーズの2,3回目が当方の担当で、第一回が原子力資料情報室共同代表の伴英幸さん、4.5回は西谷ボスである。具のしょぼいサンドイッチ…?の感があるが、ま、このお話はまた次回として、とにかく16時過ぎまでこれをやった後、帰宅して着替えて横断幕を作って、ダッシュでアルタ前である!京王線の中で浮いている感じがしたが(いつもは現地で着替えるのだが、時間なかったし)、えーい、この際サンドイッチマンのノリだっ。デモの宣伝になるだろうし、目立ってナンボだろう!(一皮むけた) 

110613_0008~03.jpg 110613_0008~02.jpg


18時ちょい過ぎぐらいに到着すると、かの地はすでに人込みで強烈にごった返している。マーチングから帰ってきた人々、ふつーの買い物客のみなさん、警官さん機動隊さん右翼さん、わがお仲間はいつものごとく、音楽隊に演説カー、ノボリ旗や風船やシャボン玉、あるいは各自大小さまざまのビラや看板、楽器をもって集っている。いつもだったらこのタイミングで帰るところだが、今日はここからである。気がつくと、アイスランド字幕プロジェクトの仲間や、ワセダの若手研究会の某氏、土佐科研の仲間のGさんや、はては社会思想史学会今年度大会でゲストに来ていただくOさんなど、実にさまざまな人に出会う。いつもと違う、この場所で出会う不思議な連帯感。知っている人ばかりではない。花を携えたり洒落たアピールをしたりしている、すてきなお姉さんたちがいると、思わずじっと見てしまうのだが、しばし目があった後に、黙って微笑み合う。いやーん、すてきーん!わたしもちょっとステキなのかしらん(ってことは、たぶんない)。

横断幕を掲げてしばらく演説(雨宮処凛さんとか、誰だったっけ)を聴いていたが、あまり集中できず(あとで映像ドキュメントドットコムで見よう)、音楽隊のほうにすり寄る。マイリトル拡声器と、トライアングルを取り出して、ちょっとラップで、ちょっとシュプレヒコールな即興ライブに加わる。ちょうど日が暮れてきて、その一帯はエンドレス絶叫調に盛り上がっていく。声が枯れると隣のダミ声の見知らぬお兄さんにマイリトル拡声器を貸し、ときどき絶叫してもらったが、もはや拡声器を使っても地声で叫んでも変わらないほどのボリュームになっていたようだ・

ふらふらになって輪を離れ後方に退くと、苦虫をかみつぶしたような表情で警官さんたちが見守っていた。たしかにそりゃまー楽しくはないであろう。気の毒である。当方、耳が完全にバカになっていて、喉もガラガラ、ほぼラリッていたが、ココロは爽快、完全燃焼ー!!であった。

一夜明けて今日は社会思想史学会の仕事で京都に日帰り出張。さすがにしんどく、会議の後の打ち合わせ会食は欠席した。こっちのほうが面白いのに、ざんねーん!!(で、早く寝ればいいのに、ブログを書いてしまうバカっ)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.tufs.ac.jp/blog/mt6/mt-tb.cgi/13207

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2011年6月13日 00:16に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「情報!(超ショートノーティス御免)」です。

次の投稿は「枇杷会」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。