22日(金)に幹事会、本日23日(土)と明日24日(日)まで、社会思想史学会が@神奈川大学で開催中である。金曜午後になんとかアリギの初校ゲラをS品社にお送りし、ダッシュで幹事会(17時ー)に向かった。(最後はほとんど力技;)。そもそも地味な「翻訳」という仕事の、さらに地味な「校正」と「原文確認」は、かなりエネルギーを消耗し、根を詰めるほど気持ちが、なんというか内向的になる。そのモードのままに移動し、神大16号館第3会議室の扉をバーンとあけると、あっっ!! 敬愛する研究の先達や仲間たちがそこに楽しそうに集っていて、ささくれだっていた気持ちが一挙に氷解する。ぱー(絵文字だったら、キラキラさせたい) 会議書類の訂正にも校正のクセが残るみずからの手に苦笑しながらも、気持ち的には、ぐぐっと学会華やぎモードになった。
そして本日大会初日、めっけものは「20世紀の戦争と平和 -戦争違法化論の位相」であった。世話人は川田稔先生で、報告が川田稔先生、亀嶋庸一先生、太田義器先生という充実のラインナップである。それぞれ浜口雄幸時代の国際連盟評価と戦争違法化論をめぐる日本思想史、シュミットの政治的なものの概念やパルチザンの理論を素材とした国際連盟批判とアメリカ帝国主義批判の考察、そして正戦論の系譜について、いずれもしっかりした報告を堪能させてもらった。質問にも、きっちり答えていただいて感謝!実はその後に続いたシンポジウムも関連テーマだったので、こちらのセッションと連動していたら、とても実り多かったことだろう。しかし、「だろう」、などと他人事ぶっている場合ではない。当方、今年度からとはいえ「大会担当幹事」なのである!初年度だからとガラにもなく遠慮して、企画にうまく意見をのせていけなかったことが悔やまれる。うーん
でも大会の懇親会では、川田先生がわざわざ当方の質問への追加的回答にいらしてくださって、感激~であった。ああ学会、楽しいーん。明日も行くわん