« 夏の現社研 | メイン | 写真は自分で撮らないと »

賞味期限?

某イタリア系邦訳書の関連原稿の仕事を一段落させて、先ほど出版社にお送りした。ダメ出しされるかどうかわからないが、とにかくひとたび終わったー!!ヒャッホー!その後大学に来て、事務系の雑務をやっているが、どうも脱力してしまって、仕事が進まない;
ところでそんな昨日はポスト・ケインジアンの集う大きな国際研究会(@明治大学)のなかで行われた、H.クルツさんの招待講演を聴きに行ってきた。残暑厳しき折だが、たくさんの学史家や経済学者が来ていた。海外ゲストもずいぶん多いようだった。クルツさんは、ヨーロッパ経済思想史学会の会長もつとめたことのある大御所だが、縁あって邦訳書を作ったこともあり、気楽に話しかけてくださる。しかし彼もさすがに日本のこの暑さにはまいったそうだ。

978-4-8188-1979-5.jpg

その邦訳書はこちら。昨日のテーマはスラッファだったが、彼はシュンペーターにも経済思想全般にも、そして経済理論にも造詣が深い。この本はそんな魅力をたっぷり紹介したいと思って編んだ、日本語版だけの小さなアンソロジーである。
ちなみにこれを出してくれた出版社の某K社長によれば、本が売れるのは刊行してから2,3年がほとんどで、その後の在庫の動きはわずかであるという。この邦訳書は刊行が2008年…。いかん、賞味期限が迫っている!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.tufs.ac.jp/blog/mt6/mt-tb.cgi/13149

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2010年9月 7日 16:08に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「夏の現社研」です。

次の投稿は「写真は自分で撮らないと」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。