学会のため、ボルドーに行ってきました!大西洋に面して風が心地よく、日差しがとても強い石の街並みです(左の写真は右の塔の上からの眺め)。
学会のひとつの目当ては、ポラニー研究者のお二人、ミケル・カンジャーニさんとクラウス・トマスベルガーさんに会うことで、三人でセッションを組みました。写真は会場近くのボタニック・ガーデンで昼休みに。
学会はその名に恥じず、マルクス経済学(とくにアメリカからの人が多かった)、ネオリベ批判(ラ米とかアフリカのケーススタディなども)、グリーン・エコノミー、フェミニズムと「異端派」を名乗る(?)さまざまな人々が集合。同時セッションの数もとてもたくさんあって、いくつも聴けないのが残念でした。が、面白かったのは映画を2本みたことで、一本はアイスランドの監督(といっても初監督)が昨今の国家 -そして自らの― 破たんを描いたドキュメンタリー"Maybe I should have"、もう一本はアメリカのマルクス経済学者 R. Wolffが危機をわかりやすく講義する"Capitalism hits the fan"、特に前者は日本にいるとほとんど知らない諸事情を、マイケル・ムーアばりの体当たりインタヴューを織り込みつつ描いており、大変よい出来。何らかの形で日本で紹介できたら面白いだろうなあなどと思いつつ、DVD購入しました。
もちろん最後の晩はワインの「城」探訪とそこでのテイスティング、ディナーというクライマックスでした。ここでは1本300ユーロとかいう、とてつもない高級ワインを作っているとのこと。
こちら、われわれのテーブルですが、何だかたくさんの空のグラスが…
日本からの若い2人の研究者、佐藤さんと大野さんにも出会いました。
で、帰国する前の日にパリまで戻り、晩にはN谷ゼミ院生の悠介くん、周くんのお二人、PDのゆきゆきとの会合に、中山ゼミから留学中のエリーも来てくれて、なつかしく再会。しかもなんとその日の夜中に卒業生のジョンアがパリに到着。翌日に驚きの再会@パリ!を果たしました。みんな、忙しいところをありがとう!!
みんなはきっと今頃(マイナス7時間だからまだかな)、パリ祭の花火なんぞを満喫しているのでしょうか。こちらは追い込まれていた仕事から解放されて脱力&時差ぼけ… 日本は梅雨だったのだ…