5月22-23日の週末は、富山大学で経済学史学会の大会があった。1泊2日、ほとんど観光する暇はなかったのだが、そこここの新緑が美しかった。これは2日目の朝、ホテル近くを流れる松川沿いの道である。ぽつぽつと小雨が降っていたからか、緑がいっそう鮮やかである。
松川沿いを抜けて富山大学へ至る途中で神通川を横切るのだが、この頃には風雨がだいぶんひどくなってきていた。そこでひよって最寄りの電停から路面電車に乗ったのだが、一駅で終点、富山大学であった。ひょっとしたら全行程を歩けたかもしれない。この適度な小ささと気取らなさが心地よい。
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今回は60回の記念大会だったが、世代によるのか、「経済学史」に求めるものがかなり違ってきている、あるいは多様化している印象があった。やはり意欲的な試みなどが好ましく感じられる。ともあれ2日の会期を通じて、いろいろな研究仲間に久しぶりに会えて、気持ちがとても華やいだ。それから食事は絶品。またいつか、プライヴェートでゆっくり訪れてみたい。