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麗しき5月に

今日は夕方18時から早稲田若手の研究会(現社研)で、勁草書房から4巻シリーズの1巻目の『コミュニティ』と、渋谷博史他『地域経済と福祉』が課題図書。かなり論点の多彩な2冊の各章について、詳細なレジュメのもとで、3時間ぐらいかけてじっくり議論した。コミュニティに関しては、参加者が意外と出身各地方の寺や農業の事情などに明るいことが判明し、おもしろかった。そうした状況やケース・スタディー的論考と、概念軸をどう交差させていくかがポイントである。なお大型プロジェクト型の書籍の作り方についてはみんなでボコボコに叩き、各自が読んだときに抱いた不満を解消した。

昨日は18時半からの国会前のヒューマンチェーンに参加してきた。もっとも鎖は作らず、「ヒューマンチェーン」というシュプレヒコールがあっただけであったが、460人の参加では「包囲」は無理だったのかもしれない。もちろん本日、例によって日本の大手新聞報道には一切のらない。だが、昨日はなぜか当方がウェブの非欧米系海外メディアの人からインタヴューを受けた。「なぜ辺野古はダメだと思いますか」と「日本は国防をどうしますか」という2つの問のみの短いもの。なかなかポイントをついている。質問が日本語だったのでががーっと日本語で答えたが、不安があったのでその後、英語でも付け足した。後できくと、インタヴュアーの彼はアメリカ人だが、この運動に賛同しており、先日の県民大会なども取材に行ったという。ふーん。当方は2007年の県民大会のときに着て行ったTシャツを着ていたので、サービスでデザインを見せてあげたが、写真には撮らなかった。ちっ

makishiTshirt.jpg

真喜志好一さんのデザインでHenoko as Iojima と書いてあるのだが、メタファーが一見わかりにくいので、ドン引きされたのかもしれない…

そういえば上記の課題図書(2冊目)には沖縄に関する一章もあり、なかなかちゃんとしているのだが、書かれている内容が内容だけに、一人で読んでいた時には怒りがこみあげてきて、しばし中断せざるをえなかった。わたしって、わりとアツイ?

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2010年5月15日 23:33に投稿されたエントリーのページです。

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