この週末は京都のナカニシヤ出版の酒井さんとの新しい企画の打ち合わせのため、京都へでかけた。崎山(政毅)さん、山川俊和さんと当方という、なんというか意表をついたとりあわせと酒井さんとで、「最強」の企画の秘密会議(どこが秘密なんだ?)をした。2012年に刊行予定である。新しい企画は、立てる段階が一番わくわくする。実行し、執筆する段になると、たいていの場合ほかの仕事も同時進行していたりして、忙しさでぐおおおとなるのだが、いまのところハッピーハッピーである。
この時期は京都の紅葉シーズン・ザ・ベストだそうで、ホテルはほとんど満室、上記の会合開催もあやぶまれたが、かけこみでひとつだけみつけたのが「スーパーホテル」だった。名前からもビミョウな感じがただよい、行ってみるとさらにその感じがよくわかった。たしかに無駄を省いて「エコ」に特化し、必要なものは意外とすべてそろっている。実に合理的である。ベッドも大きめでゆったり眠れる。朝食に行ってみると、海外からのゲストがかなり多いのも、うなずける。しかし、だ。一列に並んで仕切りに向かって食事を取るところも、部屋の簡素なたたずまいも、どうしても「独房」(いや、入ったことはないが)を想起させる。これはなんともさびしい。21時チェックアウトということで仕事も持って行っていたが、やはり早めにチェックアウトして帰宅した。そういえば、美しい紅葉は、新幹線の窓からしか見なかった; ごーん