このところ忙しくてロクに映画にも行けなかったが、今日はシビックセンター(小ホール)で上映された『アンナへの手紙』(エリック・バークラウト監督)を観ることができた。チェチェンの人々の声を聞き、ロシア政府を批判して暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤに関するドキュメンタリーである。何年にもわたって彼女や志をともにするジャーナリストたち、彼女の死後は遺族にも取材して丁寧に作られており、映画としても優れた作品に仕上がっている。劇場公開されるかどうか(どこかでポスターを見た気がする)わからないが、お勧めしたい。というか、久しぶりにいい映画を見て、ああシアワセ~(いや、テーマは重いのだが)。