今日は同僚の米谷匡史さんと岩崎稔さんが編集された『谷川雁コレクション1,2』刊行記念シンポジウムを聴きに、青山学院大学へ行ってきた。第二巻の解説を書かれ、本日の解説者のおひとりであった仲里効さんは、外大での西谷修さんを中心とする共同研究で長年にわたりお世話になってきた方であり、コレクションを出した日本経済評論社さんは、当方の翻訳を何冊も出していただいた、これまた長年にわたるお付き合いの出版社さんなので、なんとなく他人事とは思えないイベントであった。会場に行ってみると、知り合いの方々や久しぶりにお目にかかる方々がたくさんいらしていて、びっくりした。
大方は大学教員の方々が壇上ゲストであったが、一般討論で谷川の実践活動をひきつぐ「ものがたりの会」などの方々が発言し、谷川のある側面にばーっと光があたったように一気に場の空気が変わった瞬間は、なんとも鮮やかであった。
そっと聴いて帰ってくるつもりが懇親会までお邪魔してしまい、なぜか米谷さんのお父様や何人かの方々とゆっくりおしゃべりしたり、初めてお目にかかったりできたのも楽しかった(このたび当方がG. アリギの『長いに十世紀』の書評を書かせていただいた図書新聞さんの須藤編集長様とも、初めておめにかかることができた。お世話になりました!)。なんだか不思議な一日でした。はー