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気分はABBA(古っ)

夏至の日曜日。ちまたではキャンドルナイトとやらをやっているらしいが、とにかく仕事だ。ゲラは先ほど無事に宅急便で送ったし(明日午前にS社着予定。よしっ)、ポランニーに関する訳稿の素訳もなんとか終わった!やったー!ま、翻訳の作業はここからがまだひと山もふた山もあるし、今週は金、土と神戸出張なので、早めに片づけておかなければいけないコトもあれこれあるが… 

昔、大学一年生のときに聴いた、故坂崎乙郎先生の「芸術学」の講義が秀逸だった。切れ味のいい著作をたくさん残した美術評論家である。いつも書ける限界まで原稿を書いていたようである。当時はちょうど『エゴン・シーレ』を書いていらした頃で、世紀末ウィーンのお話しなどもよかったが、本題以外で話の枕や途中で挿入されるものの見方や言葉などもガンガン響き、必死でノートをとったものだ。そんな坂崎先生があるとき、「原稿が終わった時はね、気分はもうABBAだよ」とつぶやいた、気がした。 えっっ 空耳? 真摯な坂崎先生と、ABBAのアッケラカンなサウンドは、too youngだったナカヤマのなかでしっくりこなかった。が、今ならわかる。そうですとも!気分はABBA!
そういえば映画『マンマ・ミーア』はミュージカルと同じく大人気だったようだが、あれ、どこで観たんだっけな(ウィーンだったか?)、ミュージカル会場では観客も歌い、踊っていたっけ。

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2009年6月21日 21:43に投稿されたエントリーのページです。

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