平成24年度実績報告

以下に、平成24年度の成果をまとめる。

言語教育に応用可能な「自然会話リソースバンクの構築」と
そのデータベース化に関する研究

  1. 研究代表者らが構築してきた『BTSJによる日本語話し言葉コーパス(トランスクリプト・音声)2011年版』宇佐美まゆみ監修(2011)(http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/usamiken/btsj_corpus.htm)の整備を行った。
  2. 自然会話の文字化資料作成、及び、定量的な分析を効率的に行うための「BTSJ入力支援・自動集計システムセット」の機能を向上させ、複数ファイルの自動集計を行う機能を追加搭載して、『BTSJ文字化入力支援・自動集計・複数ファイル自動集計システムセット』を完成させた。
  3. 会話に関する情報(場面、人数、内容、話者同士の関係等々)の情報検索・抽出システムを完成させた。
  4. 上記コーパスに収録しているデータを「リソースバンク」に収録し、データベースによる情報検索を可能にした。
  5. 上記、『システムセット』を広く活用してもらうために、その開発の理論的背景としての「総合的会話分析」(宇佐美、2008)の解説と合わせて、その操作や活用法についての講習会を、東京、ロンドン、名古屋、京都などで行った。

自然会話リソースバンクの構築による世界的教材共有ネットワークの実現に関する研究

  1. 「自然会話教材作成支援システム」のテンプレートを構築した。
  2. 今年度も、引き続き、自然会話を素材とする教材の試作を行った。
  3. 自然会話コーパスと、自然会話教材のリソースとしての自然会話データの一元化(総合的データベース構築)が可能になるように、文字化の「システムセット」と「リソースバンク」としてのデータベースの互換性を保つだめの方式を検討し、決定した。

内外の学会等で、上記に関する研究成果の発表を行った。