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通訳教育 アーカイブ

2009年04月26日

訓練中のうぐいすと思うこと

朝5時半頃だったでしょうか。うぐいすの声で目が覚めました。

ホーホケキョ、と確かに鳴いているのですが、どうも訓練中のうぐいすのようで
す。

微妙に音程がフラットがついた感じで、半音ずれたり、ホーホケキョとなるはず
のリズムがちょっとくるっていたり。

五線譜に書くわけにいかないのでうまく伝えられませんが、要するにまだまだ、
「新米」なのだろうな、との印象です。

素朴な疑問。このうぐいすはどこから来たのだろう?
しかも、鳴く練習時間は5時半からの10分くらい、と決まっているのか?
10分ほどで終わり、そのあとは聞こえてきませんでした。

明日の朝も鳴いているか、ちょっと楽しみにしようと思います。

さて、ときどき凍結された記憶のなかから何らかの刺激を受けて、突如記憶が鮮
やかによみがえって来ることがありますが、先日、授業で話をしているときに突
如、そういう瞬間がありました。

場所は札幌。ときは私が大学3年のとき、アイスホッケーの国際大会の通訳アル
バイトをして、リンクサイドの場内アナウンスブースに入っていたときのこと。

時計の機能不全のため、手動で時間を計測します。

もとの日本語はこんなようだったと思うのですが、それを英語で場内にアナウン
スしてください、ということでした。

大抵のほかのアナウンスは、もう用意されていたものをただ読むだけですむよう
なことだったのですが、これはハプニング。
さて、なんと言うか。

Due to malfunctioning of the clock, time is measured by hand...

とか、言ったように思います。

そうしたら、すかさず頭上から小さな外国人の男の子の声。

We don't say that!

もう、身がすくむおもいでした、、、

私の言葉はあまりに直訳で、すんなりと伝わる英語になっていませんでした。

どう言えばよかったのか。

おそらく、子連れできている人にとっても

The clock is not working correctly so we would measure time by stopwatch.

とでも言えばよくわかったのかな、と思います。

教訓:たくさん訓練をして、たくさん恥をかいてようやく多少はましな仕事がで
きるようになります。

2009年05月10日

再び訓練中のうぐいす、比ゆ表現

再び、訓練中のうぐいすの声を聞きました。この前、アンディの散歩をしていて
からだいぶたっていますが、練習のかいあってか、うまくなっていました。

しかし、ちょっとまだ音程がずれているかなあ、という感じ。
あえて、ドレミの音階で書いてみますと、、、

この訓練中のうぐいす

ファーファラソ

もしくは

レーレラソ

みたいに聞こえますが、うぐいすって普通、

ミーミラソ

に聞こえませんか。最初の音がとりにくいのかなあ。

しかし、リズムはあっています。もう一息。

ところで、通訳論の授業でこの通訳日誌を読んだという学生がコメントをしてく
れました。

前に ceramic clown は、「無駄なもの」という意味になると書いたところ、そ
ういう意味だとわからなかったときは直訳するのか、という質問。

確かにそういうこともあります。

比ゆ表現をどういうふうに訳すのか、ここは考えどころだったりします。
特にABCワールドニュースのキャスター、チャーリー・ギブソンが発する番組
冒頭の部分、あるいはニュースを受けての一言では、たとえがふんだんに使われ
ていてどう訳したものか、頭をひねります。文字通り訳しても意味が通じること
もあれば、すぐには理解できなさそうなときもあります。そういうときは、文脈
で判断して推測するしかありません。

いくつか、最近みかけた例をあげましょう。

5月4日日経CNBCの経済ニュースで出てきた例。

beat up the drums

大きな太鼓をうちならして人を集める

と言ってもいいかもしれませんが、「大げさに言う」という意味ですね。

hit the nail on the head

釘の頭の部分を打ち付ける

この例えの場合、こんな直訳では、よくわからないですね。
「的を得ている」としたほうがいいですね。

5月5日にウォーレン・バフェットが経済についてコメントした言葉。

Warren Buffet declared his confidence that the economy is 'out of the
quicksand'.

out of the quicksand

流砂から抜け出す

でもわからないことはないですが、やはり

「窮地を脱する」としたほうがよいでしょう。

だいぶ前のことですが、ガイトナー長官がAIG問題について対応をあやまった
ときに使われたキャスターの言い回し。

Did Tim Geithner drop the ball?

drop the ball

ボールを落とす、でも分かるのかもしれませんが、

「対応を誤る」が分かりやすいでしょう。

これもだいぶ前のこと、3月17日に放送のラリーキングライブに登場したゲスト
の発言。

Sheindlin:President Obama is going to have an opportunity relatively
soon to put his imprimatur on whether or not gay couples who work for
the federal government are going to be entitled to health insurance.

put his imprimatur

なんだかフランス語みたいですが、imprimatur とはラテン語で「出版許可」の
こと、

「許可を与える」という意味です。

野球用語は例えの宝庫。

例えば4月20日付 Wall Street Journal紙に出ている Language というWilliam
Safire) コーナー、Baseball's gift to English という題で、ふんだんに野球
の例えがでています。

keep your eye on the ball

come out of the left field

your home team go to bat for you

you can't be born on third base and think you hit a triple

right off the bat

boneheaded

a warm-up in the bullpen

raincheck

knock the ball out of the park

get thrown a curve

knocked out of the box

pinch-hit

hit a home run or go down swinging

break up the Yankee combination

興味のある方はそれぞれ、意味を調べてみてください。

2009年05月27日

通訳者のしごと

通訳論という授業でよく学生から出る質問のひとつが「なぜ、通訳者になったのか」というものです。「通訳者の数だけ答えがあるでしょう」と思いますが、共通している部分もあります。

と思っているところに、通訳者としての大先輩で日本通訳翻訳学会のいわばfounding father である近藤正臣先生の著書が発売されました。

題して「通訳者のしごと」。早速通訳論の授業でも紹介しましたが、どのようにして近藤先生が英語を身につけられて、AFS奨学生としてアメリカに留学し、ICUに入学をなさったのか。驚いたのは、第一志望が実は外語大のインドネシア語学科だったということですが、ICUに合格が決まったので受験なさらなかったのだとか。もし、受験されていたらまったく違った人生を歩まれて通訳者にはならなかったかもしれない、と思うと不思議な感じがします。偶然のなかの必然、といえることがときに人生においては起こるように思います。

ICUにすすまれて、そこでアメリカ国務省の募集する通訳者に最年少の21歳で合格。このあたりの話が近藤先生の通訳者なる過程をよくあらわしていて、ぜひ前記のような質問をおもちの方には読んでいただきたい部分です。

内容で深い共感を覚えた部分は多々あるのですが、いちばん共感したのは通訳がうまくいくのは、スピーカーに共感できるとき、という部分。これは実際に通訳という仕事をする人にとっての一番の喜びといってもよいとおもいますが、まさにスピーカーと一体となれたと思えるような、スピーカーの言葉を確かに自分は過不足なく伝えることができているのではないか、と思える幸せな瞬間があるのです。

また、どこか通訳者はほかの人のために役に立ちたいという気持ちをもった人たちではないか、とも思います。究極のサービス業という言い方をした同僚もいますが、この点は近藤先生も述べておいでです。

また、以前から興味深い分類と思っていたのが、近藤先生流の通訳の分類です。「絢爛豪華型」か「訥弁型か」というもので、立て板に水のように流れるようにことばがでてくるタイプ、あるいはとつとつとではあっても、じっくりと意味を考えて言葉をえらぶタイプというものです。

是非、皆さんもお読みになられることをおすすめします。

2009年06月08日

同時通訳の授業

今日の授業を受けた学生は何で急に先生のコメントが厳しくなったのか、とあるいは思ったかもしれません。でも、もしそう思った人がいたとしたらそれは自分が上達しているからと思ってもらえるとよいと思います。

見込みがあると思うからこそきついことも言います。
そういえば、ずっと若い同僚の先生はコメントを聞くときに「辛口がいいですか、励ましがいいですか」と選択を与えていました。でも聞かれると面白いもので、大抵の学生は「辛口」と答えているようでした。

今日は学生の作ったスピーチを演習してもらいましたが、やはりまだまだ元の英語にひきずられてしまうのです。

こういうときは、近藤正臣先生の言っていたことを思い出します。

「あくまで自分が話しているという気持ちで通訳をすることです。ただし、内容は誰かが耳元でささやいているという感覚で話すように。」

そうなんですね、この言葉はいつも実感しています。

自分が話している感覚で話をしないと、話し方がいかにも「一生懸命訳しています」という不自然な話し方になってしまいます。

これが究極の極意ではないかと思いますが、高度専門職業人といわれるスキルを習得する専門職の育成においては、やはり実践あるのみだとも思います。

何回このように口頭で説明されたところで、本人が見にしみて感じ取れるようにならないと実感はできないですし、いくら注意をしたところですっと上を通り過ぎていってしまうだけのようです。

どんなコメントをするのか。それはなんと言っても学生の到達度合いをみながら決めねばなりません。それをどうやって決めていくのか。そこに指導力が問われています。日々そう痛感しています。

2009年06月20日

上智大学学長杯

母校でのスピーチコンテストに審査員として招かれ、張り切って行って来ました。
フランス語学科の先輩にあたる学長はおいでにならなかったものの、母校でのスピーチコンテストひときわ感慨深いものでした。

コンテストがおこなわれた部屋も、教職のときに憲法などを履修した大部屋、また法学部だった長男が学生のときよく授業を受けていたに違いない3号館5階の階段教室でとても懐かしかったです。

人生で大事なことの大半は上智の学生のときに学んだ、と思っているのでなんとなくセンチメンタルになりました。

お部屋の演壇のうえの、また上智前の土手の紫陽花も綺麗で、日本は梅雨まっさかりであると実感しました。紫陽花をかたどったブローチが審査員、それに出場者全員に渡されたのですが、それが手作りであったことも嬉しかったです。

大学時代にスピーチの実力を鍛える機会をもつのは大変に貴重な経験だと思い、ぜひ出場者のみなさん、これからもがんばってくださいという気持ちでいっぱいです。

ここでちょっとしたアドバイスを書いておきましょう。

スピーチにおける留意点

1. 聴衆を確定すること 誰に向かって話しかけているのか
2. 話す内容を確定すること 中心的に伝えたいメッセージは何か
3. どの土俵で議論を展開するのかを確定すること 扱う範囲を決める

誰に向かってのメッセージなのかがはっきりしないと、訴え方に迫力がこもりません。次に、メッセージに何もかにもと盛り込みたくなる気持ちはわかりますが、シンプル・イズ・ベストであるのは忘れずに。

また自分がどういう範囲の中で議論を展開するのか、それをはっきりさせることを忘れないで。

さて、また来週も、再来週もスピーチコンテストのジャッジに行くことになっています。とても楽しみです。またこのブログでも書きましょう。

2009年06月27日

第4回学生通訳コンテスト

第4回学生通訳コンテスト、大学のホームページにも報告を載せますがおかげさまをもちまして、いままでの最高の人数の方にきていただき成功裏に終えることができました。

朝の予選のときから、準備をしてくださった通訳研究会のみなさんや手伝ってくださった学生のみなさん、本当にお疲れ様でした。

今年は、テーマが「就職活動」ということで身近なテーマだったからか、さらにレベルが高いものになったと思います。
大きなぬけがあったということもなく、どの出場者も一生懸命に誠実に通訳に臨んでいたのが特に印象に残りました。
こんなふうに、大きな舞台でほかの人たちが見守る中で臨むのは大変なことだったとおもいます。

スピーカーのマンキューソー先生、木村先生のお人柄のにじみでる、ご自分の経験に根ざした内容の深いお話を的確にとらえて訳出するのは誰にとってもたいへんなことだと思いますが、みな本当によくやっていたとおもいます。
新崎先生の異文化コミュニケーションと通訳に関するご講演も、伝えることの大切さをお話しくださり、感銘を受けました。

何ごとにもベストを尽くす、その大切さをあらためて感じました。

来年もとても楽しみです。

2009年06月28日

小川杯スピーチコンテスト

小川杯、今年も盛況のうちに終了しました。
今年は特に意欲的な試みとしてMake your wave now というスローガンをもうけ「Yes, we can」をスピーチの最後にいれるという特徴で趣向をこらしたものだったと思います。

いつも皆さんが一生懸命にがんばっている姿をみると、こちらも励みになります。
コメントのときに厳しい意見をいいましたが、1)自分がどういうオーディエンスに話しているのか、2)どの範囲の話をするのか、3)メッセージは何か、この3点を皆さんにあらためて考えていただくと、さらにすばらしいスピーチになるとおもいます。
また、Make your wave now というのが「いま、自分の波をおこそう」の直訳ではないか、をはじめ、スピーチのなかで使われた表現が日本語からの直訳があったというコメントもさせていただきましたが、みなさんの今後の課題にしてもらえたらよかったとおもいます。

今回は、あいにく体調がよくなくてもっとレセプションにおつきあいしたいところでしたが、先に帰らせていただきましたがレセプションのときにみなさんが熱心にスピーチについて討議をしている姿が」印象的でした。。

運営関係者の方、お疲れ様でした。本当にいい大会だったと思います。

2009年07月04日

つい一言

5月16日に父が亡くなったときには、50日後の今日のことまで思いがまったく至りませんでしたが、月日が流れ神道の我が家にとっては50日祭、すなわち埋葬の日を迎えました。たまたま、アメリカ独立記念日でもある日、そして梅雨のこの時期としてはめずらしい晴れ間のさした日でした。

富士山のふもとにある霊園に車で向かいました。
以前に来たのは祖母(父の母)が亡くなったあと、父とお墓まいりに来たときでしたが、それからでもずいぶん長い時間がたっています。

以前に比べて広い霊園がさらに拡張されてもっと広くなっていました。
無事に納骨と50日祭をとりおこない、わらぶき屋根の落ち着いた個室で食事をして帰りに、事務所などのある本館の一角のみやげ物店でのこと。つい、何か食べ物をとなにかと買い込みましたが、ふと目が行った先のコーヒーと紅茶のつめあわせのパッケージの英語に思わず、一言お店の人に言ってしまいました。

コーヒーのところに
brend

紅茶のところに
Ceyron

おやおや、いずれも
r になってしまっていますがl のはずです。

と、ついつい言ってしまい我ながら何だか恥ずかしくて「英語教員をしているものですから気になって」と言い訳がましく付け加えていました、、、ここで「同時通訳者」とはやっぱり出てきませんでした。


さらにもう一つパッケージに気になった点がありました。

enjoy flavorful coffee

味わい豊かなコーヒーをお楽しみください。

と、言いたいのだろうと思いますが、flavorful という言い方はあるのでしょうか。どうだったかな、と思ったので家に帰って辞書をひいたらこの言い方はありました。

でも聞いた感じでしっくりする言い方としては、私としては

enjoy rich coffee full of flavor

あるいは

rich and full-flavored coffee

かなあ、という感じなのです。

こういう嗜好品についての言い回しは、自分の体験がベースになっていることが多いように思います。コーヒーといえば、

Chock full o'Nuts is a heavenly coffee..

という、少女時代にアメリカで聞いたテレビコマーシャルが耳に鳴り響くのです。
これも気になったのでネットで検索してみたら、Wikipedia に載っていました。

しかし、ful able などは、接尾語として使いやすいのでつい便利に使っていますが、正しいのかどうか、自信がないときがあります。

先日、学生が

meetable objective

合致できる(達成できる)目標

と言っていましたが、これは attainable objective

ではないでしょうか、、、

いずれにせよ、こういうふうにすぐに言いたくなるところは、日ごろどういう表現がいいのか、と学生の通訳にコメントを与える立場上考え込んでいる通訳者兼教員の性でもあるのかもしれませんが、うーん、こんなことをしているとますます「意地悪ばあさん」への道をまっしぐら、という気もしてきました。

こういうときはどうなんでしょう、黙っているべきなのでしょうか。

あと、こんなことをいちいち考えていたら一言発するだけでも気になって何もしゃべれないではないか、という声も聞こえてきそうです。

それも確かにそうですね。

ですが、これだけははっきりと言えます。

私が現在あるのは、自分でも何度も恥ずかしい失敗を繰り返してきたからです。
その都度、少しずつ学び、少しずつですが自信をもてるようになってきました。

かつて、本当に内気で人前で話ができなかった少女がどうやって現在の姿になったのか。それは、少しずつ学習を重ねていきほんの少しながら自信を持っていえることが増えてきたから、ではないかと最近おもいます。
しかし、ここまで長い、長い道のりでしたし、まだまだこれから先も通訳者を続けている限り、教師を続けている限り上り道は続きます。

2009年07月05日

スピーチコンテスト

スピーチコンテストの審査員を務めるのは、二つの意味でいつも私がとても楽しみにしていることです。

まず、最近の若い人たちがどういうテーマに関心を持っているか、それがよくわかります。もっとも、speech for the sake of making a speech になっていないということが条件です。
ただ、スピーチコンテストに出るためだけにつくったスピーチ、というのは聞いてすぐわかります。

二番目に、どんなふうに自分の思いを伝えているのか、これにとっても興味があります。
担当している特化生むけのEnglish through Mass Media という授業では、最近のニュースでとりあげられている題材をもとにディスカッションをしたり、ディベートをしたり、学期末のテストとしては各自、7分間のスピーチをおこない、クラス全員が審査員になって判定をするということを行いますが、最近の時事的な話題に反応するにしても、どんなふうに自分の感じたこと、考えたことを伝えるのか、ここに関心があります。

情緒的、感覚に訴えようという人もいるでしょうし、理路整然と自分の主張を根拠をあげて述べる人もいますが、日曜日のスピーチコンテストでは、こんなふうにアドバイスをしました。

今回は青山学院大学の大木杯、場所はいちど入ってみたかったガウチャー・ホールで、午前は礼拝がおこなわれていたという荘厳なホール、十字の刻まれた演題と椅子、ここでお話していいのかしらと思えるようなおごそかな宗教的雰囲気のホールでしたが、演題で僭越ながらこんなアドバイスをいいました。

あまりに直訳的な英語を話さないでほしい、ということ。

自分が本当に強くおもい、感じていることから先に言ってほしいということ。

十分に深くある問題について考えをめぐらしたのなら、簡潔に言えるはずである。
たとえば、三つの文章で自分の言いたいことを整理していってみなさい。そして、その重要性の高い順番でスピーチのなかに織り込めば成功するはずであること。

きっとネーティブの先生にみていただいているのでしょうけど、どうにも日本語的なそのまま、英語に直訳したような単語がかいまみられます。

study room 研究室
employment ice age 就職氷河期

これは、私が日本人だからそうか、この直訳でしょうとは思いますが普通の欧米人にはこれで、なんのことか通じないだろうとおもいます。

日本に長くいるネーティブの先生は「ときどき、自分の国に帰らないと自分の話している英語が正しいのかどうか、自信がなくなる」といっていましたが、その感覚よくわかります。

なので、ネーティブの先生がみてだいじょうぶ、といったからといって、必ずしもだいじょうぶとは限らないことも申し添えておきたいです。

それにしても、最近のはやり言葉で英語にできないなあ、と頭を抱える表現もありますね。

草食系男子、これはどう訳す?
hervivore men

といっても、通じないことはあきらかだと思いますが、、、

2009年08月13日

日本通訳翻訳学会 第13回大会・総会

皆さんに是非、お知らせしたい件です。

日本通訳翻訳学会の第10回大会・総会のお知らせです。

こちら のポスターを参照してください。

9月5日・6日の二日間にわたり、名古屋の金城学院大学にて行われます。

5日は9:15に受付開始で、基調講演は10:00-11:30、その他の研究発表の終了時間は17:00で、懇親会が17:20-19:30まであります。

6日は9:30開始で、終了時間は16:15分の予定です。
6日の昼には、院生コロキアムという特に大学院生の親睦を図る催しも予定されています。

参加は要申し込みです。

申し込みは上記ポスターにある「参加申し込み受付中」をクリックすると出てくるワード文書に記載されている必要事項を明記し、

日本通訳翻訳学会事務局 e-mail:secretariat@jais-org.net まで、お申し込みください。

期限は特にありませんが、8月31日ぐらいまでに申し込みいただければと、思います。

TUFS通訳シンポジウムのご案内

TUFS通訳シンポジウム:「世界の大学・大学院における通訳者養成」

日程: 2009年10月11日(日) 10:00-17:30

場所: 〒183-8534
東京都府中市朝日町3-11-1
東京外国語大学 研究講義棟1階101教室(マルチメディアホール)
アクセスマップ

プログラム(予定):
10:00-10:05 はじめに
10:05-10:20 ご挨拶
10:20-11:40 基調講演 (Daniel Gile パリ第三大学・ESIT )
11:40-12:00 特別講演 (鶴田知佳子 東京外国語大学)
休憩
13:00-13:40 講演† (Nikolay Garbovsky モスクワ大学)
(Olga Zharkova モスクワ大学)
13:40-14:20 講演† (Clare Donovan パリ第三大学・ESIT )
(Hiromi Ito-Bergerot パリ第三大学・ESIT )
休憩
14:40-15:20 講演† (Andrew Dawrant 上海外国語大学)
15:20-16:00 講演† (Jungwha Choi 韓国外国語大学校)
(Hyang-Ok Lim 韓国外国語大学校)
休憩
16:20-17:30 パネルディスカッション:『通訳教育における教材と実務教育』 
18:00-20:00 懇親会   

内容:
徹底した会議通訳の理論と実践の研究・分析の上に、プロの会議通訳者という高度専門職業人の養成を見据える 大学院のあり方は、今、新しいプロの会議通訳者の養成方法として、各方面から非常に注目されています。

シンポジウム当日は、東京外国語大学と協力関係にある、アジア/欧州の通訳教育を行っている大学・大学院の先生方によるご講演を通し、大学院からプロの会議通訳者になるための方法を探ります。

シンポジウム参加費:
無料(懇親会は有料)

申し込み方法:
下記の登録項目をメール本文にご記入の上、メールの件名に「通訳シンポジウム聴講希望」と明記し、

tufs@kytrade.co.jp までお送り下さい。

(※定員になり次第募集は終了とさせて頂きますので、お早めにお申し込み下さい )

【学生の方】 *印が付いた項目は回答必須項目です
†氏名*
†所属(学校名)*
†学年*
†年齢*
†メールアドレス*

【社会人の方】 *印が付いた項目は回答必須項目です
†氏名*
†所属(会社名)*
†卒業校
†年齢*
†メールアドレス*

登録完了時には、事務局より登録完了メール(登録番号が書いてあります)をお送りします。
※聴講希望のメールをお送りいただいて1週間経っても登録完了メールが届かない場合はメール送信エラーの可能性がございますので、恐れ入りますが、再度メールをお送りいただけますようお願いします。

当日はこのメールに書いてある登録番号を、シンポジウム会場前受付にお伝え下さい。

また本コースおよびシンポジウムのブログでもご案内しております。
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2009年10月11日

TUFS通訳シンポジウム「世界の大学・大学院における通訳者養成」を開催

心配された台風18号の影響もなく、10月11日(日)、抜けるような青空のもと、本学101教室において、200名を超える聴衆が集い、TUFS通訳シンポジウム「世界の大学・大学院における通訳者養成」が開催されました。シンポジウムには、本学と協力関係にあるアジア/ヨーロッパの通訳教育を行っている大学・大学院で会議通訳を教える先生方からご講演をいただきました。最後に行われたパネルディスカッションでは、今後も意見交換および協力関係を発展させていこうと力強い結論で終わりました。これを機会に本学で通訳教育を積極的に国際的な連携のもと進めていく道筋ができました。

2009年11月02日

同時通訳演習

今回は、今年修士2年生の学生にとって初めて、運営チームと同時通訳チームの二つに分けての実習となりました。司会も学生が担当することとし、同時通訳のパフォーマンスのほうに集中して聞くことができました。

今回はPPTはあり、原稿はなしで日本語のスピーチ、英語のスピーチおよび日本語と英語が混じったQ&Aということで、変化のある演習ができました。

演習のたびに思いますが、どのように情報を処理できるのか、結局はどうバランスをとれるのかの問題です。原稿がなくてスピーチのスピードが速いと聞き取りができなくなって、一文ずつ交互にしか訳出ができず大事な情報が抜けると言うことも出てきます。本来は、大事なところは抜けないように記憶をしておかなくてはならないですが、どこが肝心な情報なのかを瞬時に判断できるかどうか。

誰でも「自分にとって」大事な情報は覚えますが、どうやって自分が大事な情報にして抜けないようにすることができるのか。関心(愛着)がある、という自分の要因もあれば、聞いている人のためにやっているという業務上の使命感がある(実習でやっている場合、聴衆が少なくしかも日本語と英語両方がわかる聴衆だと、この意味でのインセンティブがあまり盛り上がらないのが問題ですが)、ということが必要でしょう。

結局は、ここは大事で落してはならないことがちゃんと正確に出せる、それが問われます。また、「わからない」と思ったとたん、不安になったとたん、日ごろの実力だったら聞こえたはずのことが聞こえなくなることがあるので、結局は広い意味での勉強をしっかりとやっておくというのが一番の備えでしょう。

典型的な例が固有名詞。固有名詞はその発音も含めて違っていると聴衆がすぐわかるところでもありますし、間違えてはならないところですが、知らないと「聞こえない」典型でもあります。また、細かいことのように思えますが大事なのが発音のしかた。それも原語どおりであれば言いと言うのでも必ずしもなく、何が一般的なのかについても必ずしも意見統一ができていない場合もあります。

ちょっと前の話ですが、同僚の同時通訳者とブースのなかで出番を待っている間にいままで、アクセントで苦労した固有名詞のことを話し合ったときの例をあげましょう。

ジミー・ヘンドリクス。

これは、「ヘ」にアクセントと私は思っていたのですが同僚いわく、「ドリ」のところを強く発音するように、と現場で指摘されたことがあるとか。

アラファト議長。

「ラファ」のところを強く読むのだと思っていたら「ア」を強く読むように、といわれたことがあります。

地名のハリウッド、ボリウッド。

それぞれ「ハ」「ボ」が高く読むのかと思いますが、「リ」を強く読むようにと言う説もあり。うーん、そういえば「ハリウッド」は、やっぱり「ハ」が強いかと思いますが、ボリウッドは「リ」が強いような気もしてきます。

まったく関係ないですがここで思い出しました。先日、亡くなった「アダムズ・ファミリー」の指を二回鳴らす部分が入っているので有名な主題曲を作曲した作曲家、ビック・ミジー(Vic Mizzy)のもう一つの代表作が「じゃじゃ馬億万長者」
原題は The Beverly Hillbillies でした。そのときの歌詞、ネットで載っているのを見つけて、懐かしかったのですがこんなふうになっていました。少女時代、アメリカでみていたドラマなので思わず見入りました。そういえば、アダムズ・ファミリーもみていましたが、こちらのほうは邦題は「アダムズのお化け一家」とついていましたっけ。


ワシら代々 山育ち

鉄砲担いで山歩き

おめーのてっぽがあたるかよ

あーらあたった 石油が湧いた

驚いたなコーリャ

ワシら億万長者だ

もう山なんぞにゃいられねぇ それー!

花の都のハリウッド 素敵な男がいるかしら

それいけ やれいけ ドンといけ 豪勢なくらしをやらかそう

調子ずいてもう

いいからゼニはあるんだ

それいけー! じゃじゃ馬億万長者!


なかなか、うまく訳されていて感心しましたがここの「花の都のハリウッド」の部分、ここは発音の強調は「ハ」ですね、やっぱり。

St. Gallen Symposium

学生版の「世界経済フォーラム(ダボス会議)」として知られ、すでに40年近くにわたり開催されている、スイスの「St. Gallen Symposium」では現在参加希望者を募っています。

このシンポジウムは、毎年全世界から選ばれた学生が、スイスで5月に開催される本大会に先方の招待で参加します。
本コースの学生も昨年度参加する機会に恵まれました。

40周年を迎える来年度のテーマは「Entrepreneurs ? Agents of Change」です。
特に来年度は30歳以下の大学院生(修士、博士課程在籍)を対象としています。

ご関心がある方は以下のサイトから応募要項などを確認し、直接お申し込みください。

サイト

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