今日2番を担当したレーラー・ニュースアワーでは、たいへん考えさせられる話題がとりあげられていました。この番組のいつものスタイルで、大きなニュースの話題についての座談会があったのですが、座談会のひとつはカーター元大統領のこの発言に基づいて行われました。
An overwhelming portion of the intesnely demonstrated animosity toward President barack Obama is based on the fact that he is a black man, that he's African-American.
ここでカーター元大統領が念頭においていたのは、医療保険制度改革についての大統領の議会演説でウィルソン議員が you lieとやじを飛ばしたことが念頭にあったことは確かです。
座談会の出席者は次の4人。
民主党の世論調査員のベル茶ーさん、Reason というリべりタリアンな雑誌の編集長、ウェルチ氏、マンハッタン研究所の上級研究員マクウォーター氏、それにプリンストン大学のアフリカ系アメリカ人の研究者レースウェル教授です。
私はベルチャー氏とマクウォーター氏を担当したのですが、意見が対照的でした。
Tea party とよばれる抗議集会が夏の間、オバマ政権に反対するものとして(ボストン茶会事件に似せたもので、ティーバッグとかお茶にちなんだものを持ってくる、というところが面白いですが)組織されたというのは、一部の人の間での人種差別感情を示しているのでは、ときかれた世論調査担当者、ベルチャー氏は「mosquito のようなもので、差別感情は消えることはないが、そんなに大きな問題ではい」とアフリカ系アメリカ人にもかかわらず、意外に冷静な対応。
また、シンクタンク研究員で白人のマクウォーター氏も差別があるけど受け入れられる程度であるとの意見でした。
しかし、意見を表明する中でなかなかcolorful な表現を使っています。
いくつか、ベルチャーさん、またマクウォーターさんの表現で面白かったものをとりあげます。
ベルチャーさん
Now, I'm not saying they're causal, but they certainly share a similar space, where you find those voters with the furthest right sort of ideological bent are also those with the highest percentage of racial-adverse attitudes.
はっきりと因果関係にあるとは言わずに、右派の考え方の有権者と人種差別的な態度を取る人たちは重なり合う場合がある、という言い方をしています。
share a similar space
という表現が面白いと思いました。
マクウォーターさん
It seems to me we outlawed legalized discrimination and segregation, and socially we have proscribed open bigotry, and so it's practically equivalent to pedophilia, and that is fine.
公的に、法律的には差別は撤廃されているので、pedophilia と社会的には並ぶもの、という意見。
もう一つ。再びベルチャーさん。女性差別と人種差別についての司会者コメント、 しかも他の人の意見としてもし、オバマではなくて白人のたとえばジョン・エドワーズが大統領だったらこんなやじはなかったのでは、という質問への答え。
I don't think that it would be as passionate, but would Hillary Clionton or a woman, you know, have to deal with the same- with stereotypes having to do with gender? Absolutely, it's part of the American society.
part of the American society
まだ、ステレオタイプに根ざした差別はアメリカ社会の一部、と認めています。
マクウォーターさん。
I just think that, really, it's like saying there are mosquitoes. Yes, there always will be.
But I think there are just bigger fish to fry.
差別意識は蚊とおなじようなもので、なくなりはしない、というのは興味深い意見でしたし、この言い回し
bigger fish to fry
もっと考えるべき大事な問題がある
のを例えた表現も面白かったです。