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ABC ジスウィーク アーカイブ

2009年02月23日

ABC This Week

日は3番。大きな項目二つは、ひとつがカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツネッガー知事とジョージ・ステファノプロス記者のインタビュー、もう一つが金融問題をめぐるラウンド・テーブルでした。

私が担当したところで興味深かったのは、アカデミー賞がまもなく発表になるというタイミングだったので、俳優である知事へどの映画が良いか、と聞いたことへの答え。

The Reader

「愛を読むひと」がいい、

The Wrestler
「レスラー」も

Mickey Rourke

ミッキー・ローク

の演技がすばらしいという答えでした。

こういうふうに映画の話題のときは邦題や俳優の名前の読み方に気を使います。

そして、政治映画のなかでいいと思うのはどれか、という問いにはこういう答えでした。

The Candidate

「候補者ビル・マッケイ」

これは知らない限り、調べなくてはわかりません。

次の金融ラウンドテーブルはそうそうたるメンバー。

Nouriel Roubini (New York University)
Suzy Welch (Business Week)
Paul Krugman (New York Times)

Nouriel Roubini 氏は 悲観的な見通しを述べていたのでDr.Doom という異名をとっている人です。私はこの対談で Suzy Welch さんの発言を担当したのですが、面白いなと思ったのは「金融問題をおこした根本的な原因は何か」という問いへの答え。

司会者は「住宅問題」あるいは「サブプライムローン」というような答えを期待していたようなのですが、彼女の答えは

It's like the Murder on the Orient Express.

まるで「オリエント急行殺人事件」のようなもの。


ご存知、アガサ・クリスティの小説で、エルキュール・ポワロ探偵が活躍する話ですね。1974年に映画にもなっていますし、確かBBCでポワロものシリーズのテレビ番組にもなっていました。結局、殺人者が一人ではなくて容疑者と目された人全員がナイフを突き刺したというお話でした。

この例え、面白いですね。
それに受け答えが実に当意即妙と思いました。
あと、こういうところに使われるくらいアガサ・クリスティは普及しているということでしょう。

2009年03月30日

ABCジスウィーク

今日はガイトナー財務長官との20分以上の長いインタビュー、そのあと、財務長
官に対していちばんの批判的論客とも言われているクルーグマン教授を含む4人
のゲストを迎えてのラウンドテーブルという構成。

1番にあたったので、両方共に司会役のステファノポロスで、本当に早口でたい
へん、と思ったのですが、実はガイトナー財務長官も早口、それにラウンドテー
ブルのゲストもそれぞれ、どれもたいへんでした。

クルーグマン氏については、ユーチューブでとってもヒット数が多い歌まで出来
ているとか。

Why aren't you the Treasury Secretary?
Many know you have the Nobel Prize.

という歌詞の部分、ここは字幕をつくりました。

字幕をつくるとき、通訳者は大体文字通りに訳しそれをディレクターが字幕にし、
デスクがみて確認というプロセスですが、上記の部分はこうなりました。

なぜ財務長官にならない?

ノーベル賞をとったのに。


そうですね、なるほどと納得。

あと、今日いろいろと出てきた表現のなかで訳出をどうしようか、と考えたもの
を二つ、紹介します。

クルーグマン教授は、ニューヨークタイムズ紙でガイトナー長官の対応策を

financial hocus-pocus

hocus-pocus

いんちき、とかごまかし、という意味ですので、

金融上のごまかし

としました。

あと、何度も使われたのが

not out of the woods yet

out of the woods

森から出る、
つまり

困難を脱して
危険を免れて

の意味ですから、否定をしているということは

「まだ安心はできない」

という意味ですね。

この日のガイトナー財務長官、追加支援を求めるかと言うことについては、言葉
をにごしてはっきりと伝えなかった、というのも、大きなニュースとしてとりあ
げられていました。

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