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2009年01月06日

ABCワールドニュース

今日はABCワールドニュース。

昨日に引き続き、仕事始めで今年初めてお会いした同僚やデスクの皆さんにご挨拶。

今日のABCワールドニュースは、順番は2番、予定としてはイスラエルのガザ攻撃のところがあたる予定でした。

それで、ABCのサイトに載っている記事を予習。

そうしたところ、この記述がありました。

More than a week into Operation Cast Lead, with what began as Israeli airstrikes on Gaza escalating into a ground war, Israel's border to the north remains quiet.

さて、これは何と訳す?

Operation Cast Lead

そういえば、今までもアメリカ軍の作戦名ですが、よく覚えているものがいくつもあります。

Operation Enduring Freedom
不滅の自由作戦

Operation Desert Fox
砂漠の狐作戦

なんていうのもありました。

このイスラエルの作戦名、ちょうどアラビア語の通訳者の方も居合わせたのでお聞きしてみると、「降り注ぐ鉛」作戦、といっているとのこと。

そこで気づきました。
文字で見たときには、キャスト・リード

だとばかり思ったのですが、

キャスト・レッド(鉛)

でした。

最初は、ついついいつも散歩させているうちの犬の首につけているリード(引き綱)を連想してしまっていました。

何か、おそらく聖書の逸話からとったのではないか、と思いますが、これぞというのが思い当たりませんでした。

cast という動詞でしたら、イエス様が姦淫の罪で石打ちの刑にあわされようとしている女性の前で、「自分は罪をおかしたことがないと思う者が、最初の石を打て」という場面がありました。この最初の石を「打て」、の部分が

Cast thy first stone.

であったのは、アメリカで小学生時代に通った日曜学校でのお話から記憶しています。

ですが、cast lead??

ソドムとゴモラの話であったか、とも思いましたが、旧約聖書のこの話にでてきたのは

主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に 降らせて、これらの町と、すべての低地と、その町々のすべてを破壊した。

硫黄と火

でした。

ですが、なんとなく旧約聖書に出てくる何かの話にゆかりがあるのではという気がします。

イスラエルからみたら、パレスチナが自業自得である、天からの罰が下っているのだ、といわんとしているのでしょう。

私の担当したところではありませんでしたが、明日上院で上院議員を承認するという日なのですが、それに関連して空席になった上院議員議席を取引の材料にしようとした、州知事の利益供与の話題がとりあげられていました。

If you scratch my back I will scratch yours.

という言い回しがあります。

quid pro quo

ラテン語で、直訳すると something for something

という意味だそうですが、要するに「これをくれたら、あれをあげる」「便宜を図ってくれたらこちらも便宜を図りましょう」ということですね。

こういう言い回しの場合には、直訳するのではなくて意味をとって訳すべきか。
しかし、もともとの言い方も面白いし、直訳しても通じるのであればそのままの表現を活かすべきなのか。

悩むところです。

2009年01月07日

ABCワールドニュース

今日はsimple という単語の訳語をあらためて考えさせられました。
ABCワールドニュースを時差通訳で放送通訳したほうの回だったのですが、
Keeping it simple
というたいへん興味深いレポートがありました。

放送が終わってみて、いちばん部内でも、また放送通訳者の同僚にも受けた内容だったのですが、ユタ州選出の共和党下院議員が議員の事務所に寝泊りするのを選択したという話。

最初は、ワシントンにむかう議員がなぜ、大学一年生のような生活を選択したのか、というキャスターの前説ではじまったので何の話?と思ったのですが、要するに、ワシントンでの高い生活費を節約するために、自分のオフィスに簡易ベッドをいれて、寝泊りするというのです。

しかし、洋服をかけるところがあるのではないから、ほんのせまい入り口脇のスペースにかけてあります。食事をつくることもできないですが、本当に小さい冷蔵庫と若干の食品をおくスペースがあるだけ。

この議員の夫人は「においがするといけないので、脱臭剤をかばんに詰めてあげなくては」と言っていました。

職住近接という言葉はありますが、職住一致、というべきか。

さて、それではこのkeeping it simple はどう訳したらいいでしょう。

簡素な生活

というのでもいいかもしれないですが、

質素な生活

あるいは

節約生活

ということのほうがぴったりするような気がします。

このレポートの最後で、実はほかに40人ほどこういう選択をしている人がいる、というのを聞いて思わず考えたのが、、、果たして大学の研究室に住み込むことは可能か?

やろうと思えばできなくはないでしょうが、、、同じく放送通訳者であり大学教員である同僚と「絶対にそういう選択はしない」と口をそろえたのでした。

2009年02月10日

ABCワールドニュース

今日のトップは通称A Rod といわれるアレックス・ロドリゲス選手の禁止薬物使用。しかし、このトップ部分はほかのテレビ局の権利映像で放送できないため、アメリカの景気対策法案など経済問題がトップになりました。

私は今日は3番だったため、生同時通訳のほうでは今週のシリーズであるというアフガニスタンでの状況のリポート、それと時差通訳のほうでは、環境にやさしいエネルギーを考える企業家のリポートでした。

それぞれ、訳出をどうしようかと考えさせられる表現がいくつもあったので、順にみていきましょう。

Where Things Stand: Afghanistan in Turmoil
というタイトル。
Martha Raddatz 記者のリポート。

>From the back alleys of Kandahar to the mountains of the Hindu Kush to the streets of Kabul,

で始まっていて、ABCの世論調査をこういうところでとった結果、アメリカに対する反発の気持ちが高まっている、と報じていますが、このように K

で始まる地名を重ねているところも工夫だとおもいますが、通訳ではなかなか、その音の面白さはでない。

「カンダハルの町の片隅からヒンドゥクシュ山のふもとまで、またカブールの街角でも、、、」
全部、カ行の地名ということだけでもわかればよしとするべきか。

Lailoma Karimi, 35, lives in a primitive but spotless home in Kabul with her husband and three children.

35歳のカリミさんは、カブールの粗末ながらも掃除のいきとどいた家に夫と子ども3人と暮らしています。

primitive but spotless

ここをどう訳出しようかと考えましたが、上記のような感じ?
粗末なつくりで決してぜいたくではないけど、こざっぱりと手入れが行き届いて快適、というイメージでしょうか。この言い方で、よく家事にせいをだすアフガンの女性の姿をあらわしたいのでしょう。掃除がまったく行き届いていない自宅のみならず研究室に棲息している私としては耳が痛い、、、

時差通訳でおこなった環境にやさしいエネルギーを使う企業家の話題。
いちばんのヒットは500ドルの太陽光を使った扇風機で、ハワイやカリブ海諸国で大ヒットというのですが、レポートの最初の出だしはこういう言葉でした。

In the grand white barn green with ideas...

white というのと、
green の対比ですが、グリーンで環境に優しいというアイディアをすでに出しています。

大きな白い納屋に、環境に優しいアイディアがいっぱいつまっています。

と、しました。

この企業家は、インディアナ州を訪れたオバマ大統領とじきじきに話をすることもできたそうですが、失業が深刻なインディアナ州でなるべく地元の供給業者を使おうとしているそうです。その模様を説明するなかでこういう言い方がありました。

For this region it can't happen soon enough.

soon enough というのは、失業で雇用を切実に必要としている地域にとっては、まさに待たれていたような急成長ビジネス、というニュアンスと解釈しました。

この地域にぜひ、必要な急成長ビジネスです。

the growh is at 45 degrees angle

成長グラフが45度の傾きを示す急成長です


というのですから、すごいです。

そして、最後にこの企業家がいったこの言葉。飛行機の窓に顔をおしつけて、自分の住むところを空から住むのが好きだというのですが、次のようにいっていて、あきらかに映画の題名からの引用です。

This is my Field of Dreams.

これが私のフィールドオブドリームズ、夢の舞台です。

あえて、映画の原題を残しました。

これは、
If you build it they will come

という夢のお告げを聞いて、とうもろこし畑のなかに野球場を建設した、という夢のような、しかし実話をもとにしたという有名な台詞のある映画からですね。

この台詞まではこのリポートに引用されていませんでしたが、おそらくそこまでも包括したつもりのリポートだったのだろう、と解釈しました。

人間は記憶のなかから関連する情報をよびさましながら、記憶との連鎖で聞いている言葉を理解している、とおもいます。そうなると、同じような記憶を共有していない視聴者の場合には、同じようなイメージを共起させるためには、どうやってその記憶も共有させることができるのか。しかし、通訳者が「このリポーターは記憶の共起をねらっているに違いない」という自分の解釈を視聴者におしつけていいものか。

このあたりがいつも迷うところです。

2009年02月14日

ABCワールドニュース

昨日は13日の金曜日。どんなにbad luck があるかと内心(キリスト教徒でないのに)ひやひやしていましたが、なにごともなく過ぎました。

さて、今日はバレンタインデー。チョコレートが売れるという以外に、景気にとって何かいいことはあるのだろうか、とぼんやり考えながらNHKに向かっていたら、いいことはありました。

松涛に住んでいる顔なじみのご婦人が三頭のシープドッグを連れてお散歩中。私の顔をみると、この三頭の犬は2頭は灰色、一頭は茶色の毛が長く顔にかかっていますがかけよってきて、みな愛想のよいこと!そういえば、どこかの総理も「犬には好かれる」と発言されていましたが、私もこのように朝から毛むくじゃらのファン?に囲まれると、とても嬉しい気持ちで仕事に向かえます。

犬といえば、少し前のことですが10歳のサックス・スパニエルが権威あるドッグショーであるウェストミンスター・ドッグ・ショーで優勝した、というニュースがはいったとき、犬好きの私は思わず身を乗り出しました。

実はこの犬、Stump は5歳前に原因不明の病気をして、もう再起不能と思われたところからの回復だったのだとか。

キャスターのコメントが面白かった。

So, you can teach old dog new tricks.

おなじみのイディオムが出ていましたが、そのあと、「いやあ、実はハリウッドにいって俳優になるのが夢なんだけど」といったら、

別の女性キャスター

If you can keep your coat shiny and teeth white...

毛づやをよくして、歯を白く保てれば大丈夫よ。

と言ったのが面白かった。

そう、犬の毛が何色、というときでも

It's coat is white

のように、coat を使います。このあたり、ぱっと英語にしようとしても出ないかもしれない。

さて、今日の話。
ABCワールドニュース、今日は予想どおり悪天候によると思われる飛行機事故がトップでした。同時通訳の部分はほぼ、それで終わりましたが、あとは景気対策法案がようやく可決したことや、アメリカでの不景気に対応して教員が、ワークシェアリングをして仕事を失わないですむようになったという話題など。

ここは私が担当したところではなかったのですが、こんなことわざがでました。

It's better to light a candle than to curse the dark.

暗闇を呪うよりもろうそくをともしたほうがよい。

これは中国の言い伝えだというのですが、こんなのありましたっけ?

一緒に入っていた同僚は二人とも会議通訳もする通訳者でしたが、終わった後このことがちょっと話題になりました。

これは日本のことわざだけど、、、

と、引用されているものが全然聞いたことがないこともある、こういうことってあるよね、という話を三人でしました。

もとのことわざが、何か伝わっているうちに若干違った形になってそれがまた引用される、ということもけっこうあるように思います。

さて、また最後は犬の話題。
犬を連れた人には、帰りにもあいました。今日は犬についている日だったようです。もう14歳だというシベリアンハスキーの花子ちゃん、アンディを連れているときにあったことがあったので、お互いに「アンディのママ」だったり、「花子ちゃんのお母さん」だったりで、名前は知らない。子どもが小さいときに公園で遊ばせているときと同じです。

2009年03月11日

ABCワールドニュース

今日は1番。夏時間になってはじめてなので、やや調子が違うが、予想通り今日の一番は株式市場がどうやら多少は回復基調か、というところ。

この言い回しが何度かでてきて、どう訳出するか考えた。

We still need to see whether this bear market rally has legs.

have legs
本物の回復
しっかりした回復

というニュアンスか。

bear market rally

弱気市場(相場)の中の上昇局面

とした。

また、こういうときによく出てくる表現。

cautiously optimistic

慎重ながらも楽観的

しかし、この言葉も何度もいわれたけど続くかどうか、、、

that this time it's for real

今度こそはほんもの

そう願いたい。

今日、大学にいきお昼を外のイタリアンレストラン(主としてパスタ、でもデザートもおいしそうだった、、、)に食べに行ったところ、ホワイトデー特別メニュー、期間限定3月11日から14日、というのをみつけて、思わず「へえ、これが最新流行?」と思った。

ホワイトデーなるものが日本ではやっているのは、外国人がみたらいったいこれは??ではないだろうか。

そういえば、もう5年位前からお隣の韓国ではyellow day あるいは black day があるという話をきいた。

恋人がいない人が募集中ということで、黄色いものを(たとえばカレー)食べるのがイエロー・デー、それでも恋人がみつからなかった人が悲嘆にくれて黒いもの(ジャージャー麺など)を食べるのがブラック・デーとか。

要するに、チョコレートや菓子ばかり売れるのをうらやんだ食べ物やさんたちがはじめたトレンドということか。

なかなか、商魂たくましい、というところか。しかし、はやるのか?!
ホワイトデーのディナープラン、二人で5,000円というのはもしかしたら、流行になるかも。

2009年03月31日

ABCワールドニュース

今日は一番。予想通り一番の話題はなんと言ってもアメリカの自動車メーカーの
再建策についてでした。アメリカの自動車業界に対して、オバマ大統領が厳しい
言葉をあびせた、というニュース。確かに、GMのワゴナー会長は辞任をよぎな
くされました。しかし、たっぷり年金をもらうということに割り切れない思いの
人もいるでしょう。

もっとも、オバマ大統領の厳しい言葉は

gussied up with supportive words

応援する言葉で飾られている

というふうに伝えられていました。

gussy up

めかしこむ

という意味ですが、この文脈では「飾られている」ということでしょうか。

さらに、

auto industry's problems were papered over

というふうに伝えられていました。

papered over

これは隠す、という意味ですね。面白い言い方だと思いました。

今日は、BS世界の扉で、高橋キャスターがチャーリー・ギブソンにインタビュー
したものを伝えていたので、同時通訳部分がはじまるのが遅くなり、同時通訳で
伝えるところは少なかったのですが、時差通訳部分でも実に面白いリポートがあ
りました。

私が担当したところでは、ニューヨーク州オルバニー近くの下院議員の小さな選
挙区で、あたかもオバマ大統領の再選の選挙か、というくらいに民主、共和両党
の候補の間で、地域の問題ではなくアメリカ全国の問題が選挙の争点になってい
る、というリポート。

次に、他の同僚が担当したところですが、マッケンジー医師の伝えた心臓病に画
期的に効くかもしれない薬のリポート、伝えるフレーズはこれ。

a little pill that could

a Little Engine that Could

という名前の絵本がありますが、そのもじりですね。
「がんばる小さな機関車」とでもいえばいいでしょうか。

それになぞらえるなら「頑張る小さな錠剤」か。

それと今日、びっくりのリポートがこれ。

President Obama is becoming an English teacher in Japan, or at least his
speeches are...

と、オバマ大統領のスピーチを使って日本で英語のレッスンが行われている、と
いう話題。

流れたフレーズはおなじみのものが多かったです。


Hello Chicago

これは、勝利演説の冒頭の部分ですね。

Hope in the face of uncertainty...

これは、2004年の民主党党大会のときの the Audacity of Hope 演説ですね。

Through hard work and perseverence...

これも、聞いたことのある一節。

このABCリポートのリード部分であったように、

Imitation is the sincerest form of flattery

模倣は最も忠実なお世辞

という言葉もあるそうです。

オバマ本が日本では60万部も売れたこと、オバマTシャツ、オバマ・バーガーま
で販売されている、またある英語学校では、オバマスピーチを一行ずつ、そっく
りジェスチャーやイントネーションも含めて、全部暗記させることで、英語をお
しえているというのが紹介されていました。

こういうのがニュースになる、というところもすごい。

2009年04月02日

ABCワールドニュース

予想通りですが、オバマ大統領がG20金融サミットを前にロンドンでいかに人
気を博しているか、が今日のトップでした。ミシェル夫人のファッションについ
て、はてまた女王陛下にわたした贈り物が適切だったか、など話題満載。

通訳として気をつけなくてはならなかったのが、アイポッドという商品名ではな
くて「携帯音楽プレイヤー」とする、ということでした。

また、女王陛下に挨拶するのに、まず女王陛下のほうから手を差し伸べてからで
ないと手を触れてはならないというルールがあるなど、王室との接し方について
もリポートされていました。

ちょっといいな、と思ったリポートが、サミットの食事についてのもの。second
helping という言葉の文字通りの意味、という副題がつけられていたリポートで
したが、今回、それこそ宗教も文化もまったく違う20カ国・地域からの首脳を歓
迎するにあたっての晩餐会のメニューを用意するという大役をおおせつけられた
シェフ、ジェイミー・オリバー氏が率いたのが、かつて問題をおこした少年達を
更生させるために、料理人の道で訓練しているという話。

食事をきちんとすることが生活をまともに送る基本、と改めて納得させられたリ
ポートでした。

2009年04月06日

ABCワールドニュース

今日のニュースの話題になったことで、二つ気になったことがありました。
一つは、オバマ大統領の初の本格的外国訪問に際して、チェコ共和国を訪れてい
たときに、北朝鮮のミサイル発射があったときのこと。

It was not exactly a 3AM phone call to the White House but a knock on
the hotel door at a little past 4:30 AM local time.

午前3時の電話ではなかったが、現地時間朝4時半少し過ぎにホテルのドアにノッ
クがあった。

first time in young Obama presidency that an aid came to wake him up

young

の意味は、この場合「日が浅い」ですが

まだ発足間もないオバマ政権で、側近が大統領を起こしにきたのは初めてのこと

と言うことでしたが、ここで「午前3時の電話」は、選挙戦を見守っていた人な
らわかりますが、そうでない人にはちんぷんかんぷんでしょう。

アメリカ国民なら常識、ということでさらりと使われていました。
アメリカのニュースを通訳している、というのはこういうことなのです。
日本の視聴者向けでしたら、ここでちょっと解説を加えたいところでしたが、同
時通訳では時間の余裕がないですから、それはできませんでしたが。

もう一つ気になったこと。

それは、新しくなったヤンキーズのスタジアムで、bleacher creature
と呼ばれる外野ファン、の熱烈な応援ぶりのニュースでのこと。

いろいろと、カラフルなあだなのついている外野ファンが登場するのですが、ど
うしても差別語になりかねないのでは?というものがあるとき、どうするか。

Bald Vinny Milan

はげのヴィニー・ミラン

と、言いたくなりますが、「はげ」は大丈夫?

そして、こちら

Milton the Cow Bell Man

牛の鈴をたたく男、ミルトン

と言っても、全然面白くない。

こういうとき、映像があるのでみれば「ああ、そうか」とわかってもらえるのは
救いですけどね。

2009年04月14日

ABCワールドニュース

今日は時差通訳がなくて最初の同時通訳のみ、と伝えられていました。
話題が何に集中しているのか。今日はなんといっても劇的な救出をとげたアラバマ号の船長の話でした。アメリカ海軍の特殊部隊が海賊3人の頭を撃ちぬきフィリップス船長を無事に救出したというのです。また、ファーストドッグがついに決定、エドワード・ケネディ上院議員から贈られたというポルトガル・ウォータードッグ、名前はボー。

ワシントンにあるという犬のトレーニングセンターについてなど、インターネットで調べたりして準備をしましたが、結局この項目は担当になりませんでした。

私があたったのは復活祭の休暇を祝う行事がホワイトハウスでおこなわれたという話題。
Easter Egg Roll と称されるもの。こういうのが難しいのですが、掛詞で、キャスターがこういったところをどう訳出するのか。

Soon the good times and eggs were rolling.

すぐにみな、楽しい時間を卵ころがしですごしました。

と、何の変哲も無い訳出にならざるを得ません。

ミシェル夫人が行事の開催を宣言したり、大統領が招待されてやってきた子どもたちに絵本をジェスチャーたっぷりに読み聞かせたりとそれはそれで、楽しそうないい会でした。

そういえば、今年は復活祭がわりと遅めなのだなあ、といつだったか、3月にハワイにいったときちょうど復活祭の日曜日にハワイを発ったことを懐かしく思い出しました。

2009年05月12日

ABCワールドニュース 比ゆ表現

再び比ゆ表現をとりあげます。

今日は、トップニュースはイラクでの事件でしたが、2番の私が担当したのは保
険業界団体が、自発的に2.2兆ドルの医療費の削減を申し出た、というニュース
でした。

これを指してオバマ大統領は

と言いましたが、

gamechanger

転換点

という訳になっていた記事が多かったです。

「試合の流れをかえるもの」というような意味ですね。

今回は、政府が公的な保険を別に考慮しているという話もあって、今度こそみな
結束して業界があたらなくては、という危機感があったのでしょう。

everyone wants to be seated at the table

but not necessarily like what is on the menu

これも、直訳して

「みな食事の席にいっしょにつきたくはあったけど、メニューにとりあげられた
いとは必ずしも思わない」

というのでもわかるとは思いますが、

「みな参加はする、でも派手にとりあげられたくはない」

くらいの意味でしょうか。

the general public will hold their feet to the fire

人に圧力をかけて従わせる

の意味ですが、別に辞書をひくまでもなく「今度こそ実行するよう迫るでしょう」
という訳にしていました。

文字通り訳すと「足を火に近づけさせる」つまり熱くてがまんできないだろうか
ら、しかたなくやる、と言う感じです。ちょっと怖い、、、

「迫る」

やはりこれがピッタリではないでしょうか。
文脈からいったらこういう意味になるに違いない、と思えました。

2009年07月16日

ABCワールドニュース

ときどき、このABCの看板ニュース番組にはもっと前に知っていれば人生変わっていたのに、と思うような優れたリポートがあるのですが、今日担当した中にもそういうものがありました。

子どもがまだ胎児でお腹の中にいるときから、お母さんの声を聞いているだけではなくて、すでに記憶があるという最新研究結果が出た、と言うリポートです。

本当にびっくりのリポートでしたが、すでに妊娠32週を過ぎた頃の胎児はお母さんが好きなメロドラマが何かちゃんとわかるとか。お母さんがみているものをお腹のなかで聞いているので、メロドラマのテーマ曲がかかっただけで、安定する
のだそうです。しかも、その記憶は1ヶ月も残るのだとか。

あと、心理学的に言うとhabituation 馴化 というのだそうですが、音でこういってもわかりにくいと思ったので、レポートの通訳では「慣れ」としましたが、余計なブザー音を鳴らして胎児に聞かせても、そのブザー音のあと特に不都合がおきないとわかると、無視することを覚えるのだとか。

妊娠30週くらいからは、記憶は長期記憶に残るそうです。まるで「録音機のように」胎児は音を記憶するのだとか。

リポートの通訳を終えたあと、デスクやそのほか同僚通訳者とおしゃべりをして帰ることが多いですが、このときも同僚のやはり子どもがいる通訳者とは「これは面白いね」と言い合って帰りました。デスクは、「子どもを育てるときに、た
とえばクラシック音楽を聴いているような環境にいるとか、育てるうえでの環境がいかに影響するかを強調するリポートなのでは」という意見でした。

いつも思うのですが、何が記憶に残るのか、本当に記憶とは不思議。好きなものに対しては自然に身体が反応するという動きを巻き起こす。生理的な反応ほど正直なものはないでしょう。

それはどうも大人になってからも続くようです。いやなことでも、やらねばならないことはやらねば、と理屈で自分に言い聞かせることによって、表面上はとりつくろうことはできても、身体におきる生理的な反応を変えることはできない。

子どもはお腹のなかにいるときから、ストレスを受ければ気持ちが安定しない。
このリポートに出てきたおなかの大きな婦人は「この研究結果を聞いて、なるべくゆったりと過ごそうと決意した」と語っていました。

若かったあの頃、お腹の大きかったときも含めて、子育てにもっと真剣に取り組むべきだったと思ったときはもう遅いということなのでしょう。

苦い後悔とともにこのリポートの最後の締めの部分をどう訳そうか、いろいろと考えました。

Fonder memories found in the womb may lead to more secure babies after birth.

子宮の中で楽しい記憶をつくれた赤ちゃんは、生まれたあと精神的に安定しているのです。

この比較級、fonder more secure

を活かすかどうか。

このまま文字通りにするなら、こうなるでしょう。

子宮のなかで楽しい思い出をつくればつくれるほど、より生まれた後安定している赤ちゃんになるのです。

この訳出、何も間違ってはいません。
むしろ、正確にということだったらこのほうが正確でしょ う。

しかし、ぱっと耳で聞いてよりよく伝わるにはどうすればよいのか。
時間があったので考えましたが、結局上記のようにするのがよくわかると判断しました。

このリポートが出てきたのは時差通訳担当の最後の部分でしたので、「以上、ABCワールドニュースをチャーリー・ギブソンがお伝えしました」という最後の文章を読みながら、さらにしんみりと思いにふけりました。

2009年07月20日

ABCワールドニュース

今日は3番でした。しかも今日は時差放送それも収録のみでした。

となると3番は、終わりのほうのちょっと面白い世間の話題といったものがあたることが多いのですが、やはりそうで、今日は刑務所内に携帯電話を持ち込んで犯罪の指令を出す受刑者がいる問題へどう対応するかというリポート、それと最後のリポートは、フロリダ州でもともと固有の種ではなかったのに大型ヘビが増えて困っている、というリポートでした。

ついでながら私はヘビ年です。とはいえ、朝から5,6メートルもある大蛇の映像をみるのはあまり気持ちがいいとはいえないものでしたが、20年前には全くいなかった外来種の大型ヘビが今では何万匹もいるだけでなく、フロリダ州エバーグレーズで、保護対象の貴重な在来種を食べてしまっているという問題には、考えさせられました。

時差通訳でしたから、ちょっとした言い回しなどもできるだけ耳で聞いて分かりやすくしたつもりですが、いくつか今日工夫した例をあげます。もちろん、これで最高の出来かといわれると、いくら時間があっても時間はあるだけ使ってしまうので、その時間内における最大限の努力結果としかいいようがありませんが。

Florida has its share of hazards from alligators to hurricanes.

フロリダ州ではわにやら、ハリケーンやら危険なことが多々あります。

Now they are dealing with an exploding population of huge snakes that can grow to 18 feet long.

今問題になっているのは、大型ヘビの急増です。

最長、5-6メートルにもなる巨大なヘビがすさまじい勢いで増えているのです。


工夫をしたのはこの後半の二つの文章。

二つに分ける必要はなかったのですが、文章のポイントは「急激に増えている」というところだと思ったので、そこがはっきりと伝わるように考えました。

There was a time that all you had to fear in the Everglades was
aggressive alligator. Now pythons and boas can be added to that list.

add to that list

これをどうしようか、とちょっと考えました。

この文章がリポート全体の終わりの文章でした。

結局、こんなふうにしました。

かつてエバーグレーズで怖いものといえば、獰猛なワニだけでした。

いまやニシキヘビあり、ボア公司と陸ターあり、です。


最後のところは、そのままの訳文にはしなかったのですが、要するに「危険なものが増えた」というのが、リポートの最初の文章に呼応しているので、それがわかればいいかな、と思いました。

それはそうと、「星の王子様」ではboa constrictor はたしか「ウワバミ」と訳されていますが、いろいろ調べた結果、ボアコンストリクターが正確かな、と思ってそうした次第です。

で、なんとなくまぶたに浮かんできませんか。フロリダ州で、時にはワニを襲うという巨大な蛇が、獲物を飲み込んでじっとして消化を待っている姿。

2009年08月04日

ABC World News

今日のワールドニュース、一番でした。

一番にあたったときは、「おはよう世界」のキャスターがどういうリードをつけているのか、その部分に注目して聞いていると用語をNHKキャスターがつけているのと統一することができるのですが、今日もその手で、放送開始直前にキャスターのコメントをメモしました。

エコカーへの助成制度で、燃費の悪い車を買い替える、cash for clunkers 「ポンコツ車をお金に換えよう」に予想を超える申し込みがありました。

追加の財源を上院が承認する必要があります。

というものでした。

ABCのワールドニュースのキャスターリードはこうなっていました。

Get your car engines tuned, and a new burst of energy.

Get cash for clunkers and the whole car industry feels a new burst of energy.

そこで、上記の衛星放送の高橋キャスターのリードを一部組み込んで、アメリカでおきている事情にそう詳しくはない人でも、聞いて理解できるように考慮したつもりですが、以下の訳になりました。

車のエンジンの調子を整えると、エネルギーの新たな高まりを感じます。
政府が「ポンコツ車をお金に換えよう」とのエコカーへの助成制度をうちだし、自動車産業全体がエネルギーの新たな高まりを感じています。


これで、衛星放送キャスターのリードとの整合性も保てるし、ぱっと聞いてよくわかるかなとも思いますが、欠点は長くなること。しかたなく次のところで情報をまとめられるようにして、尺調整をしました。

と、今日はなかなか面白い話題だったのですが、ABCのウェブサイトで事前にリサーチをしていて、他にとても面白い話題二つをみつけました。

Not quite cash for clunkers: the $2,000-a-Day Lamborghini

「ポンコツ車をお金に換えよう」で、MPG(ガロンあたりのマイル数、燃費をはかる指標)によって4500ドルもらえるのが嬉しい人がいる一方で、なんとレンタカーで一日2000ドルかかっても、これでも安いという人たちがいるとか。

Lamborghini. Ferrari. Maserati.
They are names that epitomize excitement, fun, sex appeal and, of course, expense.

と、ランボルギーニに続いてかつて私がお世話になったお宅で持っていた二台、フェラーリとマセラティの名前がでて、思わず先を読みました。

But for some, even in the depths of the worst economy since the Great Depression, they signify a bargain. That's right, a bargain.

そうなんですね、大恐慌以来最悪でも、これでも安いという人たちが確かに存在する。世の中、いろいろです、、、

そしてもう一つ、面白いと思ったニュースがこれ。

先日、井手先生ともお話していたのですが、日本ではあいにくアメリカと違って、70歳代、という人生の円熟期にはいって活躍している投資のアドバイザーがいない。バフェットは78歳でますます、元気なのに。井手先生の説では、日本人は企業の名前で仕事はできても、企業を離れてしまうととたんに何の業績も省みられなくなってしまう人が多い。それに対して、欧米では個人の名前で仕事をしているので年齢を重ねても活躍できるのだとか。うーん、確かにそれは言えそうです。
いま、活躍しているいわゆるエコノミストといわれる人たちで、本人の名前だけで活躍できる人がどのくらい、いるでしょうか。

ひるがえって、アメリカでやはり押しも押されもしないこの人、アニメになって登場するのだとか。

Warren Buffett Gets Animated with Kids

Ask Warren Buffet to work with kids and he gets animated! literally.
The legendary investor will be starring in "The Secret Millionaire's
Club," an online cartoon series that teaches children about inancial literacy, debuting in the fall on AOL.

ということで、ABCのニュースサイトでみつけたこの記事によると秋にはAOLのサイトで投資教育をする姿がマンガでみられるのだとか。

私も楽しみにしたいです。

2009年08月11日

ABCワールドニュース

昨日は大雨。そして今朝は地震。いつもアンディが散歩にいきたがるので、5時過ぎにそろそろ起きだそうかと思ったところで激しいゆれ。

アンディは大きな目を見開いて本当に怖そうな表情をした。
そういえば、一昨日の夜の地震も気持ち悪い揺れ方をしたっけ。
そろそろ関東大震災か、と若干不安になる。

よしよし、大丈夫だからとアンディをなだめて、揺れがおさまったところで散歩に出る。戻ってきてテレビをつけると、NHKも民放も、これからいくNHK衛星放送も、みな他のニュースはすべてとんで地震の報道のみ。

これは今日は放送がどうなるかわからないと思いつつ、NHKに朝7時に到着。

すべて衛星放送の2チャンネルも地震報道になっていた。
7時台の生同時通訳の放送はなし。8時台の放送も野球があるからなし。
12時からのニュース枠放送のものを事前収録ということになった。

海外で突発ニュースがあって急に番組の編成が変わることはときどきあるが、国内の地震で海外ニュースの放送予定が変わる、というのは考えてみたらちょっとめずらしい例かもしれない。

でも自分の国のなかで死傷者がでるやもしれないときに、海外のニュースをみる余裕よりも、まずは地震のニュースをみたいだろうというのはそのとおりだろう。

さて、ABCワールドニュースの伝送が予定通り7時半からはじまりみていると、わりとのんびりしたニュースが続く。夏だからなのか、そんなにせっぱつまったという緊急性のある話題ではない。

ひとつ、これはと目をひいたのがクリントン国務長官の怒りに満ちた気色ばんだ様子の発言。アフリカ歴訪中、そろそろ疲れもピークに達していたこともあったのか、学生からの質問だったというが「ご主人の意見をきくのか」と聞かれたとかで「私が国務長官だ、夫ではない、私は夫の意見を代弁したりはしない」と相当の剣幕だった。

ところが、そのあとキャスターの説明によると「これは実はオバマ大統領の意見をきくのか、という質問だったのを通訳が間違えたとのこと、あとで学生は謝りました」という。

同僚通訳者、デスクと私の会話。

アフリカですからねえ、これはきっとフランス語からの通訳でしょう。

うーん、そうですね、だったらje veux savoir son opinion

といって、son opinion が、夫の、なのか「大統領の」なのかまぎれてしまったのかしら。

デスクの意見。
president's opinion と言っていたのではないか、いまでも President Clinton というから。

そう、おそらくこれが当たっているでしょう。
それにしても、通訳のことがニュースにとりあげられたというのはけっこう珍しい事態。この話題、これから他のところでも検索してみようと思います。

2009年10月14日

ABCワールドニュース

今日は3番でした。今日最初に出てきたニュースは、CTスキャンを扱う際に異例に多い放射線をあびる設定になっていたという有名病院の例。

最近はむしろ、
work hard to lower exposure

あびる量を減らすために一生懸命やっている

それが、逆であったと言うきわめて異例なる例だということでした。
驚いたのは、医療手続きを経るために現在あびる放射線の量は1980年当時の何十倍にもなっているということです。

あと、同僚とも話し合ったのはCTスキャンを訳すかどうか。
MRIなどという略語もそうですが、返って略語以外の言い方をしようとするとわからないかもしれない、ということで意見が一致、結局略語のまま使いました。

次に出たニュース、今度は逆にパートナーの相談にのりましたが、今日生まれた赤ちゃんは100歳以上まで生きる可能性が半分、というのです。

父親よりは15年、祖父よりは 40年も長生きするというのを、レポーターのシャロン・アルフォンジがお腹の中の子どもがもうすぐ生まれるけど、といいつつ、個人の物語として語っていたのが実に印象的でした。

相談にのったのはこのレポートの最後の部分です。

It's enough to bring even the 'young at heart' breathless.

breathless

この部分をどう訳出するかが問題です。

100歳以上まで生きる、つまり100歳の誕生日を祝うことになる、ということでバースデーケーキを吹き消す、という映像も使われていました。

気は若い、心臓は若い

息があがる、息もつけなくなる、

あるいは、

ろうそくを吹き消すのも大変、でも誕生日は祝う、

といったこと、すべてひっくるめてbreathless という言い方にこめているのだと思います。

難しいですね。

結局「どんなに気が若い人であっても、(100歳を超えて生きる)なんていわれたらびっくり」ですね。

といったところが、無難でしょう。

2009年10月28日

プロ意識とは

このところ、通訳者の間で話題になっているのがノースウェスト航空のパイロットの一件。コックピットにパソコンを持ち込んで、互いに作業に熱中していたあげく一時間以上も空港の管制官への連絡を怠り、あげくのはてに便の到着が2時
間以上も遅れたという話。その熱中していた作業とはなんだったのか。

ある放送通訳者からの情報。なんと勤務表の希望を記入するのに、その記入のしかたがどうやっていいか、わからない、というので互いにどうやったらいいのか、かんかんがくがくだったのだとか。しかし、それもデルタとノースウェストとの合併が発表されたからだったのだとか。デルタはその後で、こういう事件をおこしたパイロットは雇わない、と言うことになったので、結局、この問題をおこしたパイロット達が苦心して記入しようとした勤務希望表は出さなくてよいことになったのでしたが、、、

何だか、日ごろ勤務希望表を出している身としては身につまされる話でした。

今日のABCワールドニュースでもこのノースウェスト航空の件が出てきて、結局、問題のパイロット達の免許は取り消し、になったそうですが、番組で問題にされたのがプロ意識とは何か、という点でした。これも身につまされる話題でし
た。

いわく、プロ意識とは、「明るくて雰囲気がよくて話がしやすい職場と、いい加減な勤務態度で問題がおこる可能性のある職場、の違いがわかるということ」。
この意見は、ある航空関係の雑誌記者の意見として紹介されていました。またABCレポートによると、3年前におきた墜落事故では、パイロット達がdogs, kids, jobs 「犬、子ども、仕事」の話に打ち興じていてあげくのはて、違った滑走路から離陸し、事故になったというのです。

犬、が子どもよりも先にでてきているところに愛犬家としてはちょっと惹かれるものを感じてしまいましたが、、、

いずれにせよ、雑談もできないような職場では息が詰まりそうとはいうものの、雑談に打ち興じて本務を忘れてはならない。当たり前ですが、プロと言われる職業には職業倫理が大切と痛感しました。

2009年11月05日

ABCワールドニュース

背景知識の重要性を痛感することが今日もありました。
今週は、イレギュラーな週でABCワールドニュースは同時通訳はなくて、時差通訳一回のみ。といっても、そう時間的な余裕はない。

今日も前回に引き続いて3番があたった。3番はトップニュースと違って予測がつかないながら、これぞアメリカの生活に密着という面白い話題があたることがあるのですが、今日もまさにそうでした。

しかし、生活に密着していればしているほど、土地の事情を知らないとなんでこれがニュースになるのか、ちんぷんかんぷんと言うこともあり得ます。

Buc-ee's と、項目表に載っていたのですが、辞書をひいても一般名詞ではないし、固有名詞らしいというところまではわかっていました。

サイトをみるとBeaver のマークで親しまれているテキサス州にあるガソリンスタンドチェーンらしい。そこまではわかったのですが、いったい何故これがニュース?

答えはこうでした。

キャスターのリード。

Americans like to go on, and on, and on.

アメリカ人はどこまでも、どこまでも、どこまでも行きたがります。

と、車でどこまでも行くのが好みのアメリカ人にとって、特に州のなかの高速道路の長さが特に長いというテキサス州でドライブする人にとっては、次のトイレまで、あるいは次の食事まで何マイル、というのはとても気になること。

レポートに出てきたある女性いわく、「朝、コーヒーを魔法瓶につめてスタート、次にブッキーズがあるのが、あと40マイル(およそ64キロ)と出たからそこまで、待つわ。」

女性が待っていたのが、確実に清潔なトイレがあるこのガソリンスタンドチェーンだったのです。陶器製の便座を磨かんばかりの勢いで、常に常に清潔に保っている掃除の人がいる、それに食事もなかなか悪くないとあって、このチェーンは超人気なのだそうです。

ビジネスモデルは、「トイレを清潔に保つ」。これで成功を得たのだとか。

日本にいる私たちにはぴんと来ないかもしれない。実際、デスクは「何でこれがニュースなんだ」と怪訝な顔でした。

ただ、この日放送通訳にはいっていた3名は私を含み、みなアメリカでドライブをした経験があり、アメリカのドライブインのトイレがおしなべてどんな状態か、を知っているので、思わず「これ、わかる!」と納得だったのでした。

2009年11月17日

ABCワールドニュース

今日は3番。面白かったニュースはレゴが起死回生の策として、辣腕の経営コンサルタントを最高経営責任者として迎えたおかげで、他の不振にあえぐ玩具メーカーをよそ目にアメリカでの売り上げを大きく伸ばしているとの話題。

Iconic toy company survived the recession 'brick by brick'

という紹介に引き続いて、リポートにはいる前に面白い表現がありました。

finding success by going to pieces.

バラバラにすることで成功を生み出す

としました。

brick

pieces

にしても、もちろんレゴの一つ一つのピースを連想させるような単語です。

ただし、リポートのなかではレゴという固有名詞は使わず、組み立てブロックでとおしました。

でも、こういう元気の出そうな話題で気持ちよく仕事を終えました。

今日は途中で冷たい雨が降り出し、なんとなく気晴らしがしたくなった日。銀行に行ったり、支払う必要があるものを支払ったりの用足しをしたあと寄り道を。

帰りにお気に入りのお茶を飲む場所によって、この前行ったばかりだというのに(こうなるとそろそろ買い物中毒?)ときどき案内をもらっている洋品店に寄って、ついつい買い物をして帰りました。

お店の方が「買い物は女性のストレス解消」と言っていましたが、まさに同感です。どうも仕事が忙しくなるとかえって買い物に行きたくなります。

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