今日は9時からオバマ大統領の医療保険改革についての議会演説が中継されると待ち構えていたところ、ちょっと拍子抜けでした。中継はされることはされましたが、最初のほうだけであとはスタジオに迎えているゲストの人に内容についてのコメントをもらう、というスタイル。全部はでてきませんでした。
あとでハイライトが一部、ニュースでとりあげられるということはありましたが、オバマ議会演説も、たびたび行われるとあって全部が全部、生中継で放送されるのではない、とあらためて思いました。
むしろ、演説が始まるまでにウルフ・ブリッツァーのシチュエーションルームで加えられた解説が印象的でした。三点、医療保険改革についてのmyth 神話とされることをとりあげ、それが本当かどうかを憲章使用というものです。
*不法移民が対象になる
*高齢者出納税者でない人にとってdeath panel になる
*財政赤字を増大させる。
このうち、不法移民は対象にしない、というのははっきりしていますし、高齢者で社会に貢献できないと見られる人には対象となる治療が限られるのではないか、ということについては、番組のなかでの議論で否定されていましたが、財政赤字を増やさないかどうか、これは微妙でした。財源をどこから持ってくるのか。
オバマ大統領は、自分の計画は10年間で9000億ドルかかる、これはイラクやアフガニスタンでの戦費よりも少ない金額だとしていましたが、アメリカ全体で健康保険にすでにはいっているのは所得の高い人たちで、はいっていない所得の低い半分くらいの人たちをどう保険にはいるようにするのか、ここがまさに問題。議論をききながら、本当に大変なことだと痛感しました。
この日のニュースでいちばん訳しにくかったのは実は次のニュースでした。
You may know the expression.
'Old pilots never die, they just go to a higher plane.'
You're about to meet an old Royal Air Force pilot, who took the term 'saving the day' to a new plane.
plane という単語のことば遊びのようなキャスターのリポート前の解説です。
ニュースの中身は、イギリスのエアショウでずっと飛ばしたことのなかった古い飛行機をただ、滑走させるだけの予定だったのが、勢いがついて飛行してしまったのを操縦していたかつてイギリス空軍パイロットだった男性が、機転をきかせてうまく、着地させ結果としてこのハプニングがあっても誰も怪我もせず無事だったというものでした。
冒頭の文章は「老兵は死なず、去り行くのみ」の掛詞ですし、saving the dayというイディオムに新たな次元をあたえた、というところをplane 飛行機とかけています。こんなニュアンスを訳出では出せませんが。
そういえば、昔アメリカンスクールの数学の先生が言ったジョークを思い出しました。
I will prove how a straight line is a lazy dog.
という、数学の証明をするときの考え方を簡単に説明するジョークです。
まず、手にペンをもって白い紙に直線を書く。
次のセリフ。
This is an ink-lined plane.
発音が同じなのを利用します。
An inclined plane is a slope-up.
またまた、同じ発音の別の単語におきかえ。
そして結論。
And a slow pup, is a lazy dog.
というものです。
いかがでしょう。
皆さんお分かりでしょう。
しかし、これは思い出してみても通訳不能です。