思いがけないところで、外国人の日本あるいは日本人への見方があらわにされる場面があります。今日、ニュースで出てきたグラスリーアメリカ上院財務委員会共和党筆頭理事の言葉。
保険大手のAIG幹部が日本人の責任のとりかたにならって自殺を考えることもできる、と述べたのです。
take a deep bow and do either one of those two things: resign, or commit suicide
というような言い方でした。
まず深々とお辞儀をして、辞任するか、自殺をするか
どうも、日本人の文化としてアメリカ人にインプットされているのが「恥の文化」と潔く腹を切る、というイメージなんですね。
今日そのほかにでてきた面白い言い方。
金融詐欺で告発されているサンフォード容疑者の資産が差し押さえられましたが、4軒の住宅などがあるほか、スタインウェイのピアノもあった、という報道に対してキャスターコメント。
so he was playing the Steinway piano and not fiddling as the Rome burns
play the fiddle as Rome burns
ローマが燃えようとしているときにバイオリンを弾いている
という言い方になぞらえているのですね。
ローマの大火事については暴君ネロが火をつけたともいわれていますが、果たして演奏していたのはバイオリン?
ここでサンフォードの例にこの言い回しを使ったのは面白いと思いましたが。
あと、ラリーキングライブに登場したのがジャッジ・ジュディ。
ちょっと休みで留守にしていたラリー・キングが戻ってきて迎えたのがお気に入りゲストの一人のジャッジ・ジュディ。
胸のすく思いをしたコメントがありました。
back to Octomom
八つ子の母の話題です。
(そうか、このように短い言い方があるのですね!)
She has fragile children. You cannot take care of them as a single person.
Somebody has to watch it. Not someboday who is answerable to a foundation. Somebody that's responsible from the state has to watch that.
普通の子どもではないのですよ。シングルマザーとしてとても世話ができるようなものではないです。誰かが面倒をみなくてはならないのです。どこかの財団にかかわっている人というのではなくて、責任がとれる国の人が見守っていかなくてはならないんです。
そのとおりですね、ジャッジ・ジュディのいうとおりと思っていたらラリー・キングの返事がこうでした。
King: Well said.
こういうふうに、よく気持ちがわかる場合は訳しやすいですね。
ここは、
良くぞ言ってくれました!
あるいは
おっしゃるとおり!!
とでも言えばいいでしょうか。
そもそも、6人子どもがいるところに、また人工授精で8つ子を産むことをさせた、ということ自体がおかしな話です。福祉を受けているというのに、障害のある子も抱えているというのにまた子どもをつくったのですから。
もうひとつ、このラリーキングライブにでてきたなかでなるほど、と思った表現をご紹介しましょう。
オバマ大統領がおこなう政策についてジャッジ・ジュディが述べている部分。
President Obama is going to have an opportunity relatively soon to put his imprimatur on whether or not gay couples who work for the federal government, I believe, are going to be entitled to insurance, health insurance.
オバマ大統領はじきに連邦政府の仕事をしている同性愛のカップルが、医療保険を受ける資格があるという案に許可をおろす機会をえることになりそうです。
put his imprimatur
許可を出す
という意味ですね。
それと今日読んだ新聞から2点。
ニュースの放送通訳をするには、新聞をくまなく読むという作業が欠かせませんが、思わぬ発見があることも。
まず、産経新聞に連載されている日本コカコーラ会長の件。英語を勉強するきっかけとなったのが、高校の恩師の一言であったこと、また大学に入ってからは、アメリカ留学から帰ったばかりの教員に大きな影響を受けて、よしアメリカに留学するぞというのが大いなる目標になったこと。先生の一言、態度って大きな影響があるというのを改めて認識。
それと、毎日新聞でとりあげられていた竹中ナミさん。
アメリカ国務長官による顕彰事業の一環として、5日にアメリカ大使館から「勇気ある日本女性賞」を授与された方。先日、国際婦人デーレセプションであった方でした。
という意味ですね。
面白い言い方だとおもいました。