今日のトップニュースは予想通り、アメリカFRBが事実上0金利政策をとったというニュース。
いつも思うけど、トップニュースは予想もつくし他でも報道されているので、比較的安心して同時通訳ができるものの難しいのは、日本ではあまり報道されていないようなアメリカのローカルニュースで、しかもアメリカではたいへん一般に広く知られているようなニュース。
今日の例で言うとAmerica's Most Wanted というテレビ番組の司会者をしているWalsh氏、その番組のきっかけとなった当時6歳のAdam ちゃんの誘拐殺人事件が27年ぶりに解決したというニュース。
これはCNNのラリー・キング・ライブでもなんどもとりあげられた事件なので、内容を知っていたからよかったようなものの知らなかったら相当に立ち往生だったでしょう。
実は犯人はすでに獄中で亡くなった他の幼児に関係した犯罪者でした。
当時から疑いがかかっていたものの、警察の捜査ミスで証拠が失われたために決め手がなかったのだとか。
真相がわかってよかった、というものの本当に胸をふさがれそうなニュースでした。
こういうものは、通訳者としてもとても辛いです。
あともう一点はもう少し、不景気のなかとはいえ明るい話題。不況になるほど映画はthe great escape 大いなる脱出、とでもいいましょうか、興行収入があがるという話題でした。
ここでAndy Warhol I love Hollywood. Everybody's plastic.
という言葉が引用されたのです。
こういう場合、もしかしてplastic ⇒ plastic surgery
のことかな、と頭をよぎらないこともなかったのですが、いかんせん同時通訳。
「アンディ・ウォーホールが言っています。
ハリウッドは大好き、みんながプラスチックです。」
としか言えませんでした。
しかし、結果的にはそれでよかったのかもしれない。
このあと、キャスターコメントがこれでした。
Plastic can have the weight of gold.
ここも、先ほど「プラスチック」とそのまま言っておいたので、迷わずそのまま訳出。
「プラスチックは金の重みがある。」
どういう意味でこのプラスチックという言葉を使ったのかは結局、わかりませんでしたが、「人工的」な映画の都で冨を生み出す、しかもそれは景気停滞のときでも不況知らず、というメッセージが伝わったのだとしたらせめてもだったのかもしれません。
しかし、本当に同時通訳は面白いですが難しい。