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クルコフの新刊 『ウクライナ日記』


ウクライナのロシア語作家 アンドレイ・クルコフの新刊 『ウクライナ日記―国民的作家が綴った祖国激動の155日』(吉岡ゆき訳、ホーム社発行、集英社発売、2015年)がもうほんの数日すると発売開始となる。

2013年、当時のウクライナ大統領ヤヌコヴィッチがEUとの経済連携協定を見送り、それに怒った市民たちのデモが発生する。
最初にデモが起こったのがキエフの中心にある独立広場。ウクライナ語で広場を「マイダン」ということから「マイダン革命」と呼ばれるようになる。
クルコフはこのマイダンのすぐそばに住んでいて、マイダン革命の様子をつぶさに日記に記していた。だから原題は 『マイダン日記』だ。
日本語版には、池上彰氏の解説「ウクライナ情勢入門」が付されている。

アンドレイ・クルコフは不思議な魅力を持つ国際的ベストセラー 『ペンギンの憂鬱』 の作者である。
じつはこの8月(もうすぐ!)、クルコフが初来日する。日本でのクルコフ関連のイベントは次のとおり。

8月7日(金)18:30-20:00 神田外語大学(千葉幕張)4号館101教室 (無料)
ICCEES(国際中欧・東欧研究協議会)第9回世界大会特別企画の国際シンポジウム 「スラヴ文学は国境を越えて―ロシア・ウクライナ・ヨーロッパと日本」

8月8日(土)12:00-14:00 本屋B&B(世田谷区北沢)1500円
アンドレイ・クルコフ×亀山郁夫 対談 「マイダン革命、ウクライナ危機とロシア文学―新刊『ウクライナ日記』と、ロングセラー『ペンギンの憂鬱』をめぐって」

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2015年7月22日 01:48に投稿されたエントリーのページです。

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