新國(にっくに)みなみさんという漫画家による漫画単行本 『きのこくーちか』 (小学館)が出た。
京都を舞台に、ロシア人のワーニャと日本人のゆん太が、キノコ尽くしの共同生活をしているという、なんとも不思議なお話。
ワーニャはロシアのグッズを仕入れているバイヤー。ゆん太は「キノコ・アーティスト」という設定だ。
ふたりのキャラクターが面白いうえ、ほんわかした雰囲気も癒される。キノコについて薀蓄が傾けられているのもいい。なにしろ、第1話がオニフスベ、第2話ベニテングタケ、第3話ヤマブシタケ......と次々にキノコが取り上げられ、レシピまでついているのだ。
ロシア語の出てくる場面があり、ちょっと監修のお手伝いをした。