『群像』 2015年6月号の「私のベスト3」という欄にエッセイ 「ウズベキスタンの3不思議」 を掲載していただいた。
この中で 3つ目の不思議に挙げた「ウズ爺」とはウズベキスタンで買ってきた置物で、こんな姿をしている。ちょっとご披露。
タシケントで土産物店に入ったら、ウズ爺たちがいっせいに笑いかけてきた(ちょっと不気味な感じがなきにしもあらず?)。
みなにこにこしている。七福神の布袋様のようなものだろうか。
5センチほどの可愛らしいのもあれば、1メートル以上もありそうな大きなものもあった。
ちなみに 『群像』のこの号は、これまで連載してきた沼野充義による「チェーホフとロシアの世紀末」が第14回目をもって完結した。
モテモテだったチェーホフの女性たちとの関係、サハリン行き、動物モチーフなど、新しい「発見」が随所にある。
私がいちばん面白かったのはこの最終回、とくにチェーホフの死とシャンペンにまつわるエピソードだ。