以前このブログで一部ご紹介したウリツカヤのエッセイが全文 『すばる』 2014年11月号に掲載された。
リュドミラ・ウリツカヤ 「ヨーロッパよ、さようなら! ザルツブルクの印象」
ザルツブルク音楽祭の単なる印象記ではなく、現代ロシアの政治・社会状況を絡めた、ひとりのロシア文化人の厳粛な思索である。
ぜひお読みください。
「ヨーロッパ文学賞」 を受賞した直後のエッセイが、ヨーロッパに別れを告げるタイトルになったというのは逆説的でもあり、悲しくもある。
なお、以前紹介したときは、タイトルを 「さようなら、ヨーロッパ」としていたが、雑誌掲載にあたり、原文の語順どおり 「ヨーロッパよ、さようなら」 とした。