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朝日新聞記事 「ロシア文化人 勇気の異論」 ロシア語に訳される

2014年9月23日(火) 『朝日新聞』 朝刊に、沼野充義が 「ロシア文化人 勇気の異論」 という記事を寄稿したところ、すぐにロシア語に訳され、ネットに出ている。
記事は、ロシアで今広まっている「異論派」に対する攻撃について報告したものである。すなわち、ロシアの勇気ある少数の文化人が、ロシア当局の対ウクライナ強硬政策に反対する発言をすると、その人たちに卑劣でおぞましい中傷が浴びせられるという、ロシア社会の憂慮すべき現状についてである。

ロックグループ「タイムマシーン」(マシーナ・ヴレーメニ)のリーダーでロシアでは知らない人はいないと思われるアンドレイ・マカレ―ヴィチは、東部ウクライナの町スヴャトゴルスクで難民の子供たちのためのチャリティコンサートを行ったら、「利敵行為」だとして非難されてしまった。少しでもウクライナに味方するような言動を行うと、戦前・戦中の日本さながら「非国民」扱いされるのだ。
異論を許さない、非常に強い愛国的な雰囲気がどんどん強まっている。


沼野充義は 「新たな『異端派』に熱い連帯の挨拶を送る」 として、マカレ―ヴィチ、アクーニン、ウリツカヤに精神的支援を送っている。
私も同様の連帯を表明する。

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2014年9月24日 01:40に投稿されたエントリーのページです。

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