おかげさまで 『大学のロシア語Ⅰ 基礎力養成テキスト』(東京外国語大学出版会) が重版されることになった。
この機に改訂を進めたので2刷は完成度が高まっていると思う。もうまもなくお目見えする。
また、姉妹編の 前田和泉、イリーナ・ダフコワ 『大学のロシア語Ⅱ 実力が身につくワークブック』(東京外国語大学出版会)も同時に刊行される。こちらは、Ⅰ巻と完全に連動した練習問題・発展問題集で、会話や読み物も盛り込まれている。2冊合わせて用いると、文法知識とコミュニケーション力をバランスよく向上させることができる(はずだ)。
どなたにでも使っていただけるよう工夫してあり市販されるが、同時に本学のロシア語初年度の授業で用いることを念頭に置いている。
パイロット版を含めこれまで2年間にわたり日本人教師とロシア語ネイティヴ教師全員が参加するリレー方式の授業でこの教科書を実際に使ってきた。その間に気づいたこと、授業で得た感触、ご指摘いただいたこと等を生かして加筆修正した。こんなふうに教科書を作成・改訂していけるのは大学出版会ならではの利点である。
本学出版会のアラビア語教科書も本格的、画期的で話題になっている。
八木久美子、青山弘之、イハーブ・アハマド・エベード 『大学のアラビア語 詳解文法』(東京外国語大学出版会、2013年)。
青山弘之、イハーブ・アハマド・エベード 『大学のアラビア語 表現実践』(東京外国語大学出版会、2013年)。