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砂の美術館

鳥取県の国際交流財団主催の「とっとり国際塾~ロシアを知ろう」で講演をした後「砂の美術館」に立ち寄り、砂と水だけで作られているとはとても思えない素晴らしい砂像の数々に圧倒された。


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展示は、日本人の茶圓勝彦さんが総合プロデューサーで、オランダ、カナダ、インド、中国、イタリア、アメリカなど世界の一流アーティストたちが参加した国際的なイベントだった。ロシアからも、イリヤ・フィリモンツェフとアレクセイ・シチトフという2人のアーティストが参加したようだ。

毎年テーマが決められ、それに沿って砂像がつくられるというが、今年のテーマは「東南アジア」。
アンコールワット、ボロブドゥール遺跡、宮廷の舞踊、影絵芝居など幻影のような歴史の数コマを、砂という脆く儚い素材で再現すること。限りある生命、永遠には続かない栄華は、本質的に砂の彫刻に適していると言えるかもしない。

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2013年8月 4日 15:45に投稿されたエントリーのページです。

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