« プーシキン美術館展へ行こう! | メイン | とっとり国際塾 「ロシアを知ろう!」 »

『文芸年鑑 2013 』

まもなく 『文藝年鑑 2013』 が刊行される。
この中で、「ロシア文学―現況と翻訳・研究」を書かせていただいた。昨年のロシア文学の成果や特徴について概観したものだ。


bungei-nenkan.jpg


2012年のロシア文学は、政治・戦争・宗教といういずれもシリアスな問題に絡む作品が多かった。
取りあげた小説は以下のとおり。

アンドレイ・ドミートリエフ 『農民とティーンエイジャー』 (ロシア・ブッカー賞)
ボリス・アクーニン 『アリストノミヤ』
アレクサンドル・テーレホフ 『ドイツ人たち』 (国民ベストセラー賞)
ザハール・プリレーピン 『8』
ミハイル・エリザーロフ 『17年分のタバコを吸いに出た』
ダニイル・グラーニン 『私の中尉』 (ボリシャーヤ・クニーガ賞)
チーホン 『聖ならぬ聖者たち』
マイヤ・クチェルスカヤ 『モーチャおばさん』
ヴィクトル・ペレ―ヴィン 『S.N.U.F.F.』
エヴゲーニイ・ポポフ 『アルバイト、大きなカンバス』
アンナ・スタロビネツ 『生命体』(ポルタワ賞)

なお、東京外国語大学の同僚である柳原孝敦さんが「ラテンアメリカ文学―現況と翻訳・研究」を書いている。

About

2013年6月28日 00:25に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「プーシキン美術館展へ行こう!」です。

次の投稿は「とっとり国際塾 「ロシアを知ろう!」」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。